ぽっちゃり体型のファッションエディターと、身長167cmゆえがっちり体型に見られがちなスタイリストのふたりが、Lサイズでもおしゃれを楽しむテクニックを紹介する企画。今回はLサイズの人にとって、小さな部分だけどしっかりと気をつけたいアイテム選びのコツを紹介します。

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選び方のコツ①
シャツはパリッとハリのある素材が上半身の肉感を拾いづらい


NG:とろみ素材のシャツ

 

シャツ/私物

OK:ハリ素材のシャツ

 

シャツ/ユニクロ(本人私物)

高橋:ここしばらく、落ち感のあるシャツやブラウスの人気が台頭していますが、上半身のムチムチ感が気になるLサイズ的には、かなり難しいアイテム。シャツの落ち感やとろみのあるやわらかな素材よりも、上半身の肉感のほうが買ってしまって、丸みのある体のラインがあらわになってしまうんです…。だから、やっぱり頼れるのは、ハリのあるコットンシャツ。肉感を拾いづらいだけでなく、襟やカフスもパリッとしているので、シャープな印象も出してくれます。ただ、超ベーシックアイテムであるハリのあるシャツは、ともすれば古くさい印象に見えがちなので、ちゃんと今年っぽさのあるリラックスシルエットを選ぶのが大事だと思っています。
 

 

選び方のコツ②
程よい厚みのある極細リブを選べば、Lサイズでもリブが怖くない!


NG:薄手素材のニット×太めリブ

 

ニット/私物

OK:適度な厚みがあるニット×細リブ

 

ニット¥22000/スローン

門馬:リブ素材も気をつけて選ばないと、着太りして見えるアイテムのひとつですよね。リブの太さは太いものよりも細いもののほうが膨張して見えません。それに加えて大事なのが、生地の厚み。薄くてやわらかいリブニットだと、生地がすぐ伸びて広がってしまいますが、生地に適度な厚みとハリがあればリブが広がりません。生地の厚みとリブの幅、両方の条件をクリアしたニットを見つけたら絶対に買いです!
 

選び方のコツ③
ニットの裾幅に余裕があるシルエットのほうが着やせして見える!


NG:ニットの裾のリブがすぼまっていて、お腹周りにピタッとはりついている

 

ニット/私物

OK:ニットの裾がすぼまっておらず、ボトムから浮いている

 

ニット/ユニクロ デニム/無印良品(本人私物)

門馬:意外と気づかない細かいポイントだと思いますが、ニットの裾もすっきり見えには大事なんです。ほとんどのニットは、裾がリブ編みになっていて、裾すぼまりになっています。裾のリブがピタッと体に張りつくことで体型カバーがされません。ですが、最近登場しているサイドスリット入りのニットなら、裾がゆったりと広がり、ニットの裾とボトムの間に隙間が生まれるから、お腹回りが少し気になる方に特におすすめの形です。お腹が出ているのではなく、ニットのデザインという錯覚が起こせるんです!

<お問い合わせ先>
スローン tel. 03-6421-2603

※掲載のアイテムの中で、価格の入っていないものについては本人私物です。現在販売が終了しているものもございますので、ご了承ください。


撮影/中田陽子(MAETTICO/人物)、武藤誠(静物)
スタイリスト/門馬ちひろ
ヘア&メイク/後藤若菜(ROI)
構成・文・スタイリング(本人着用分)/高橋香奈子



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