冬に大好評をいただいた「ぽっちゃりエディター&がっちりスタイリストが提案!Lサイズでもおしゃれを楽しむテクニック」の春夏バージョンができました!今回は、どんなに暑くても二の腕を出したくないぽっちゃりエディターの高橋が、さまざまなTシャツを試着して見つけた、ほっそり見えるTシャツ、さらに着膨れして太って見えるTシャツを紹介。ユニクロやZARAで見つけたTシャツも登場します!

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アラフォーのぽっちゃりエディターが納得した、太っていても着やせして見せてくれるTシャツとは?

 

ぽっちゃり体型が苦手な薄着の季節がやってきてしまいました。秋冬は重ね着をすることで隠したり、目くらまし効果でどうにか少しはこの体型をカバーすることができるのですが、薄着の時期はごまかしようがないから、毎年服を着るのが憂うつになってしまうほど…。

 

特に私の場合は、二の腕とお腹周りのカバーは死守したいから、どんなに暑くてもノースリーブは着ないし、タイトなシルエットも避けています。
だから、暑くなってきたらTシャツがメインアイテムになるのですが、選び方によってはさらに太って見えたり、体が大きく見えてしまったりするんです(泣)。

どのTシャツを着てもしっくりこなくて、ぽっちゃりの私にとってはとても難しいアイテム(まぁ、やせれば解決するのですが…)だとずっと思ってきました。
だけれど、Tシャツを着ないことには夏が越せないので、さまざまなTシャツを試着して、ぽっちゃりでも着られる一枚を探すことにしました。
 

ぽっちゃり体型をカバーできるTシャツのルール1:
袖が長め&サイドスリット入り

Tシャツ/ウールリッチ

今季のトレンドでもあるのですが、一般的なものより長い五分袖のTシャツは、二の腕をしっかりと隠せるから、二の腕がプヨプヨしていてもカバーしてくれるのがいいと実感。
生地に適度なハリと厚みがあると、体の肉感も抑えてくれるから助かります。

また、両サイドにスリットが入っているのも、ぽっちゃり体型にとってはとてもよいデザインです。スリットのおかげでお腹周りがパツパツに見えないのもGood!

しっかりと長さのある袖が味方になってくれます。逆にフレンチスリーブなどの短めの袖は、二の腕が悪目立ちするから苦手です。
裾の両サイドに縦スリットが入っただけのものでも効果はあると思うのですが、裾が最初から逆V字になるようにカットされているラウンドカットデザインが特によかったです。


ぽっちゃりエディターがルール1で紹介したTシャツを着用したコーディネート

 

このウールリッチのTシャツはゆったりめにつくられたワンサイズなので、普通体型の方が着るともう少し余裕のあるサイズ感になります。適度にハリと厚みがある生地×ビッグシルエットだとぽっちゃり体型が余計に大きく見えてしまうので、ピタピタになりすぎない程度にフィットする具合が返ってちょうどよかったです。

ラウンドカットの裾のおかげで、その隙間からボトムが見えます。ダークカラーのボトムをはいておけばメリハリが生まれてすっきり見えます。あまりに気に入りすぎて、色違いの黒のTシャツも買っちゃいました。
 

ぽっちゃり体型をカバーできるTシャツのルール2:
デコルテがすっきり見える深めのVネック

Tシャツ/ザラ

Tシャツといえばクルーネックが基本。ぽっちゃり体型の私が「Tシャツは苦手」と感じるのは、このクルーネックに原因があると思っています。先ほど紹介したような、袖が長かったり、裾がカットされていたりと、デザインのあるTシャツならクルーネックでもどうにかごまかせるものの、ぽっちゃり体型をすっきり見せるにはやっぱりデコルテを見せることが必要。

ですが、ここ数年、クルーネックがトレンドということもあって、VネックのTシャツって古く、ダサく見えてしまうデメリットがありました。

それを解決してくれるVネックのTシャツをザラで発見しました。Vネックの開きが中途半端ではなく、潔く深い!このネックの深さがキレ味を出してくれて、エッジィな印象に仕上がります。
 

ぽっちゃりエディターがルール2で紹介したTシャツを着用したコーディネート

 

やっぱりVネックのほうがすっきり見える気がする!
欲を言えば、もう少し袖が長いとより今っぽく見えると思います。だけど、約1000円だから(!)文句言いません(笑)。この値段でこのデザインなだけですでに優秀ですから。
ちなみにこのTシャツは生地が薄めなので、ワンサイズ大き目を選び、体型のシルエットがはっきりと出すぎないようにしています


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ぽっちゃり体型をカバーできるTシャツのルール3:
襟付きのポロシャツタイプ

番外編になってしまうのですが、やっぱりTシャツは難しい…という方におすすめしたいのはポロシャツです。平面的なTシャツに比べて、襟が付いているポロシャツは立体感が出るから、間延びして見えないのが魅力。私も着るならTシャツより襟付きのほうが安心感があります。

こちらは、ユニクロ ユーのメンズで見つけたポロシャツ。
袖もトレンドの五分丈、前ボタンを開けるとVネックになります。つまり、ルール1とルール2の両方を満たしているということ。さすがユニクロ!しかも値段は2990円。
ふつうメンズのポロシャツは、前立ての部分が短く、前ボタンを開けたとしてもそこまでデコルテが見えないのですが、こちらは3つともボタンを開けると結構深いVネックになるのがお気に入りです。
ちなみに、前立てが短いと、スポーティ感が強く、おじさんっぽくなってしまうので、体型問わず、女性がメンズのポロシャツを着るなら必ずチェックしておきたいポイントです。
 

ぽっちゃりエディターがルール3で紹介したポロシャツを着用したコーディネート

 

高さのある襟と、ポロシャツにしては深めのVネックですっきり見せ、旬の長めの袖がおしゃれ感を加えてくれます。売り切れていて買えなかったけれど、黒も欲しかったなぁ。
 

ぽっちゃり体型がさらに太って見えるNGなTシャツの特徴とは?

 

さまざまなTシャツを試していく中で気づいた、ぽっちゃり体型にNGのTシャツは、「ボクシーなシルエットで程よく地厚なビッグシャツ」。これは、トレンドとして今流行っているデザインで、ふつう体型の方なら着るだけでおしゃれに見えるTシャツだからとっても残念です。

写真のように袖をロールアップしてみても、フロントだけをタックインしてみても、どうしても体が大きく見えてしまいました(涙)。ぽっちゃり体型にとって、ピタピタよりは適度に余裕のあるサイズ感がいいのですが、大きすぎると体型をカバーするどころか、逆に太って見えてしまうんですね。

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撮影・構成・文/高橋香奈子
この記事は2020年9月11日に配信したものです。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。



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