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こんにちは。
今年は元旦から家族旅行でパリへ行ってきました。
8年振りの8回目のパリ。
まだ1歳8ヶ月の息子を連れて長時間のフライトや、真冬のパリの寒さを知ってるだけに、子連れで大丈夫?と不安だらけでしたが、、、無事に?(それなりに色々ありましたが…) 楽しんで帰って来ました!

 

今回パリに行った最大の目的は女性建築家でありデザイナーのシャルロット・ペリアンの没後20周年を記念した、回顧展『Le Monde Nouveaud de Charlotte Perriand(シャルロット・ペリアンのニューワールド)』がルイヴィトン財団美術館「Fondation Louis Vuitton(フォンダシオンルイ・ヴィトン)」で開かれると知ったことがきっかけでした。
(全館がひとりのクリエイションに捧げられるのは開館以来初めて)

わたしも主人も大好きな建築家で、彼女がデザインした家具を一つ一つ揃えていることもあり、この展覧会を見逃すことは出来ない!と思い切って行ってきました。

着いた翌日に早速訪れると、まず世界的に著名な建築家であるFrank Gehry(フランク・ゲーリー)が設計を手がけた、ミュージアムの美しい建築物に圧倒。

 
 
 

あぁ〜本当に遥々来たんだなとしみじみ。涙。

本展は、「理想の住まい」「社会参加と自然への回帰」「日本と再構築」「芸術と文化の統合」など、テーマごとに構成されたギャラリー1〜11におよぶ大規模な展示。
想像を遥かに越えた展示の数々。

ペリアンが探求し続けた女性の役割(ペリアンは自分のことをフェミニストではなく、アウトサイダー。そう表現したといいます)、社会と自然の関係、時代と作品の流れを追って、新しいアール・ド・ヴィーヴル(豊かなライフスタイル)の美しい世界を通し、何十年もペリアンの作る作品に魅了され、自分たちの生活空間に欲している理由が知れたこと。
とてもとても貴重な体験となりました。

ここに家族で来られたこと、いろいろな思いが溢れた思い出深い旅になりました。

 
 

6歳の娘が自らカメラを手に撮り作品を写す姿や、もうすぐ2歳の息子が不朽の名品に座り(こちらは座って良い作品)はしゃいでる姿にぐっとくる母。
お願い!今日の日のことだけは絶対忘れないで!と心で叫びました。笑

シャルロット・ペリアン
会期:2019年10月2日〜2020年2月24日
会場:フォンダシオン ルイ•ヴィトン
住所:8, Avenue du Mahatma Gandhi Bois de Boulogne 75116 - Paris
電話番号:+33 1 40 69 96 00
開館時間:11:00〜20:00(金〜21:00、土日10:00〜)
休館日:火
料金:一般 16ユーロ
URL/ https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/articles/charlotte-perriand-inventing-a-new-world

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