金曜日あたりからグッと冷え込んだ東京。
いよいよ一年で一番寒い季節・寒の内に突入です。
それでも今年は暖冬だそうで、先週訪れた新潟・湯沢には雪がありませんでした!!毎年数メートルもの積雪を記録する世界的な豪雪地でこの時期地面が見えることはまずないそうで、ここにも異常気象の影響が出ているのかと地元の方達も心配していました。

1年前の新潟県南魚沼市
今年の南魚沼市

今回は湯沢からタクシーで30分ほど行った南魚沼にある「里山十帖(さとやまじゅうじょう)」へ。和歌山にある「Villa aida」とのコラボレーションディナーに参加するためのショートトリップです。

「Villa aida」は田園風景のなかに佇み、自然と共存しそれと向き合いながら「今、ここでしか味わえない」料理を生み出すレストランとして知られています。

「Villa aida」のHPにはこんなことが語られています。

「自分たちの健康のため、未来ある子供たちをまもるため。自然の法則を知り、忘れられがちなジイちゃん&バアちゃんの知恵を生かし心豊かに暮らすこと。」
HP philosophyよりhttp://villa-aida.jp

「Villa aida」と「里山十帖」は、どちらも土地と自然にフォーカスし、地元の知恵を学びながら進化し続けるレストラン。付け焼き刃でなく、毎日の積み重ねから生まれた本物の料理をつくっています。おいしさに恍惚としながらも、食べることとは、自然とともに生きることとはと問われているような背筋の伸びるような味わいでもありました。

1月13日、14日の2日連続で行われた「villa aida」小林寛司シェフとのコラボレーションディナー
コラボディナーの一品

今、いろいろな意味で転換期がきていて、大きな変化の波が起きています。

少女の活動家が大きな注目を集めたり、オーストラリアの山火事がかつてないほど深刻な状況に陥っていたり、今すぐにアクションしないといけないタイミングであることを世界中が感じているのかもしれません。

私の家の近くのスーパーマーケットでも、持ち帰り用のレジ袋が廃止されました。どうしても必要な人にはバイオマス原料のレジ袋を販売し、その売り上げを環境保全に役立てるということです。カフェでも、プラスチックストローが廃止されたり、テイクアウェイ用のマグやショッピングバッグを持参する人が以前よりも増えたような気がします。

一部のプラスチックを廃止したところでどれくらいの効果があるのかと疑問に思う方もいるでしょう。

例えば、2016年時点での環境省のまとめによれば、日本で1年間に使用されるレジ袋は300億枚超。一人あたり換算で300枚(コンビニ袋も合わせるとさらに150枚程度増える)と言われています。300億枚は原油換算でタンカー2隻分、石油換算でペットボトル30億本分です。私もびっくりしました。なかなかの量だと思いませんか?

でもね、この変化は決してネガティブなものではありません。

だって、はっきり言ってレジ袋ってあんまりステキじゃないでしょう。しかも牛乳とかカボチャとか玉ねぎとか重いものを買うと手に食い込むでしょう。

少し前までは買い物袋やマグを持ち歩いていると「意識高い系」と揶揄されることもあったけど、今やそんなこと「意識高い系」でもなんでもない。あたりまえのこと。

かわいいデザインのものもたくさんあるし、薄手のものなら持ち歩くのにもかさばらないし、気に入っていたけど使わなくなってしまったテーブルクロスを簡単にリメイクすることだってできる。

堂々と好きなお買い物袋を持ち歩いて買い物できるって、むしろ歓迎すべきことのように思うのです。それがもしかしたら未来のために役立つのだとしたら、なおのこと。

ちなみに、私が持ち歩いているのは風呂敷です。

折りたためばスッキリと、必要な時は買ったものに合わせてササッとサイズを合わせて袋にでき、最近はデザイン性も高い!

私の愛用の風呂敷は、

・SOU・SOUの「おはじき」と「まり

・かまわぬの「ひょうたん 茄子紺」

かまわぬの「ひょうたん 茄子紺」。かまわぬの2020年春のカタログはこちら>>

です。

それから、ミナペルホネンのファブリック「tambourine(タンバリン)」を購入して、四角にして風呂敷にしています。

ミナペルホネンを代表するテキスタイル「tumbourine(タンバリン)」の生地

*ミナの生地はステキだけれど風呂敷にするには値段が高い・・・という場合は、デザイン協力している京都の風呂敷屋さん「むす美」でミナペルホネンデザインの風呂敷があります。

あとは、むす美の「まる ピンク」。

100 MUSUBI ORGANIC【帯付】 まる ピンク。オーガニックコットン100%の生地を使用。


*むす美は撥水加工のしてある風呂敷もあって、「汚したくない」「濡れたものを入れる」のが心配な方にもオススメです。

風呂敷でつくる一番簡単なショッピングバックは、三角に折ってから富士山の麓の角をそれぞれ一つ結びにして裏返し、結んでいない対角線同士を結び合わせるというやり方。買い物かごを使うお店では、お会計の時に会計済みのカゴに風呂敷を結んでひっくり返した状態でセットしておくと、レジ係の方がピッとレジを通してかごづめ=袋詰めし直さなくてOKなのでものすごく楽です。

もう少し洗練された見た目にしたい場合や、風呂敷をササッと結べるか心配な方には、こんな便利なものもあります。

・SOU・SOUの「貫(かん)」と「皮一寸(ひいき)

SOU・SOUの「皮一寸 長(ひいき なが)」。風呂敷の持ち手として引っ掛けられる便利品。

かまわぬの「Furoshiki patchin(風呂敷パッチン)」

かまわぬの「Furoshiki patchin(風呂敷パッチン)」。木製のパーツが二つセットになって磁石で密着。風呂敷の四隅を風呂敷パッチンの穴にそれぞれ通して結ぶだけでバッグ状に。

ちなみに風呂敷のサイズは一辺が100cm前後のものを。たっぷり入る&肩からかけられる大きさのバッグになります。

先の代の知恵を今っぽい感覚で楽しむ、自分のためにもだれかのためにもなるかもしれないおしゃれがmi-mollet世代から広がっていったらステキなんじゃないかと、私は勝手に妄想しています。

気軽に持ち歩けて毎日のお買い物が楽しくなる風呂敷ショッピングバッグ、ぜひお試しを!