フランスが誇る上品な鋳物ホーロー鍋「STAUB(ストウブ)」は、ふたに重さがあるおかげで無水料理も余熱料理もOK! 初めてでも失敗知らず、素材のうまみがギュッと詰まった絶品料理に仕上がります。料理をおいしく仕上げる魔法の鍋を使って、まずはシンプルな和風料理から始めてみましょう。

 


「ストウブ」の鍋の特徴は?

 

しっかり閉まる重いふたと、ふたの内側にある丸い突起「ピコ」が、食材のうまみを最大限に引き出し、逃しません。はじめてなら18~20cmのラウンド(丸)か、23cmのオーバル(楕円型)がおススメです。


今夜はキャベツではなく白菜で

 

白菜で作る時は、白菜の軸の上に、葉で巻いた肉をのせるのがポイント。軸も葉も同じタイミングで肉のうまみを吸って火が入ります。軸の上に春雨をのせてもOKです。 

 材料(5~6人分)
白菜……1/2個
豚ばら肉……600g
しょうがのせん切り……1かけ分
塩……大さじ1と1/2
酒……200ml
粗びき黒こしょう……適量

 作り方 
1  白菜は軸と葉に分ける。軸は2cm幅の斜め切りにする。

2  鍋に1の軸を入れ、塩の半量をふる。

3  葉の上に豚ばら肉をのせて内側に巻き、軸の上に並べる。

 

4  残りの塩をふり、しょうがを散らす。酒を回しかけ、ふたをして中火にかける。

5  水分が出てきて沸く音がしたら、中火弱にして15分ほど火を通す。肉の色が変わり、軸も柔らかくなったら火を止め、仕上げに黒こしょうをふる。

 

ここで使った鍋:27cmのオーバル


レシピに表記した加熱時間は、各レシピで使った鍋の大きさに合わせています。持っている鍋と大きさが異なる場合は、ときどきふたを開けてみて、「沸く音がしたら」「柔らかくなったら」などの状態になるように時間を調整しましょう。


ゲランド産の塩のこと
この本では、ミネラル豊富で辛味にとがりがないフランス・ゲランド産の顆粒塩を使っています。ふつうの塩を使用する場合はやや少なめに加減してください。

サルボ恭子

料理家。老舗旅館の長女として生まれ、料理家の叔母に師事したのち渡仏。パリ有数のホテル「オテル・ド・クリヨン」で研修、勤務するうち、フランスの郷土料理に魅了され、帰国後料理研究家のアシスタントを経て独立。自宅で料理教室を主宰。素材と向き合い、その持ち味を引き出す料理を得意とし、出張料理やケータリングで料理が最もおいしく味わえる“瞬間”を届けている。雑誌やテレビなどでも活躍し、洗練された家庭料理には根強いファンも多い。『おかずは3品でOK!サルボさん家の毎日弁当』(講談社)など著書多数。

 

『毎日活躍!「ストウブ」で和洋中』
著者 サルボ 恭子 講談社 ¥1400

煮る、蒸す、炒める。「ストウブ」ひとつあれば鍋、土鍋、蒸し器、フライパンがなくていい! 時短、簡単、おいしくなる魔法の鍋を毎日使いたくなる料理が満載です。定番の野菜の蒸し焼きから肉じゃが、から揚げ、キーマカレー、そしてデザートまで、「ストウブ」初心者でも失敗しないシンプルなレシピを紹介しています。

『毎日活躍!「ストウブ」で和洋中』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>

構成/生活文化チーム

出典元:https://kurashinohon.jp/1171.html

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