【秋篠宮家の教育】メイクとファッションに表れる品格とお育ち
秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣(こうし)となったことを内外に示す「立皇嗣(りっこうし)の礼」が11月8日に執り行われました。
10月23日(金)に29歳の誕生日を迎えられた秋篠宮家の長女眞子さまは、次女の佳子さまと共に新型コロナウィルスの感染拡大によって、様々な公務が制限される中で、各方面の専門家にオンラインで説明を受けるなど、多くの活動に取り組んでおられます。
私は、筆頭宮家の内親王としてお生まれになった眞子さまや佳子さまのお振舞いやご発言を拝見するとき、その向こうに美智子さまの面影を感じています。皇嗣となった秋篠宮様のもとで、お二人の成人皇族としてますますの活躍を期待しつつ、この機会に美智子さまと教えから始まった、秋篠宮家の教育についてお話ししていきたいと思います。
慎ましい立ち居振る舞いが心に響く
小雨が降る中で、まるでそこだけが明るく輝いているよう――。
佳子さまが成年皇族になられてからの初めての地方公務は、倉敷にある大原美術館訪問でした。秋篠宮さまとお二人で、視察に訪れたのです。
折り目正しいグレーのスーツ姿で現地入りした佳子さまは、翌日は明るいベージュのシンプルなスーツ姿で人々の前に現れました。倉敷にご到着された時に集まっていた観衆は、なんと700人ほどもいたのです。
サーモンピンクの傘を差した佳子さまは、沿道の観衆に笑顔で手を振られます。出迎える方々に丁寧なお辞儀をされる姿は、清楚な美しさにあふれ、人々からはため息のような歓声が上がります。
公務にいそしまれるとき、佳子さまはいつも目立ちすぎない少し渋めの装いを選ばれます。スカート丈も必ずひざ丈。派手すぎず、控えめなファッションを心掛けているのです。
お母さまである紀子さまのしつけが伺える慎ましい立ち居振る舞いが、日本人の心に響いているのでしょう。
メイクは健康美を大切にしながら控えめに
眞子さまご佳子さまがお二人並んだ姿は、健康的で上品なたたずまいです。
内面から光る品のよさはもちろんですが、メイクもその美しさを引き立てるのに一役買っています。
メイクとファッション――。
女性にとって、この二つはとても大切なもの。
以前、眞子さまがホンジュラスにご訪問の折にも、可憐な振袖姿が好感度を急上昇させました。
思えば、美智子さまのお若かったころにも、その装いで外交に一役買ったことがありました。
1962年(昭和37年)、美智子さまが対日感情のよくないフィリピンをご訪問された際の着物姿がとても美しかったことから、外交関係が好転したのです。
2016年(平成28年)のフィリピン再訪の折には、その時の美智子さまの着物姿の写真を握りしめて、再会を楽しみに待っていた人もいたほどでした。
「皇室外交は、千人の大使派遣より効果的」
といわれる理由です。
美智子さまの着付けとメイクを長く担当していたのが、遠藤波津子美容室でした。1960年(昭和35年)の初めてのアメリカ訪問の折には、先代の遠藤波津子さんが御用掛として同行し、着付けとメイクのお手伝いをしました。
遠藤波津子美容室のメイクは、健康美を大切にしながら、すっきりと上品に仕上がるのが特徴です。あまり強めにしないところがいいのです。
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①2019年3月24日、眞子さま、佳子さまそろって「千葉県少年少女オーケストラ」東京公演をご鑑賞に。写真/JMPA
②2017年6月10日、東京体育館メインアリーナで行われた「ドレミファダンスコンサート」の会場に到着された紀子さまと佳子さま。写真/JMPA
③2006年9月6日、悠仁さまをご出産された紀子さまを愛育病院にお見舞いに。写真/JMPA
④1996年8月2日、軽井沢を散策される眞子さま、佳子さま。写真/JMPA
⑤2019年12月10日、眞子さま、佳子さま、映画『アナと雪の女王2』チャリティー上映会にご臨席。写真/JMPA/光文社
⑥1997年、秋篠宮文仁さま、32歳のお誕生日に際しご一家で記念撮影を。写真/宮内庁提供
⑦1996年、秋篠宮文仁さま、31歳のお誕生日に際しご一家で記念撮影を。写真/宮内庁提供
⑧2019年7月9日、眞子さま、ペルーおよびボリビアご訪問のため、成田国際空港をご出発に。写真/JMPA・講談社
⑨眞子さまをご出産後、宮内庁病院を退院される紀子さま。写真/JMPA
⑩1996年、赤坂御用地内を散策されるご一家。写真/宮内庁提供
⑪1997年、赤坂御用地内にて。写真/宮内庁提供
⑫1998年、赤坂御苑にて。写真/宮内庁提供
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