先週、3日間にわたりアイルランドを訪問されたキャサリン妃とウィリアム王子。英国がEUを離脱してから初となる英国ロイヤルメンバーの訪問で、ケンブリッジ公爵ご夫妻にとっても初めての公式訪問でした。 
アイルランドが英国から独立後、エリザベス女王が2011年に歴史的訪問をなさるなど、両国の友好関係に力を注いでいる英国王室だけに、この時期に未来の国王夫妻が訪問するということは大きな意味をもっています。
妻としてキャサリン妃も、お得意の外交ファッションを余すことなく披露されました。フォーマルスタイルから、超カジュアルスタイルまで、ニューアイテムは勿論、超懐かしいアイテムまで持参しちゃう、キャサリン妃ならではの賢いツアーファッションを一挙、ご紹介します。キャサリン妃の瞳の色とリンクしたグリーンコーデ、ぜひご覧ください!
 

キャサリン妃のコーディネートを一挙に見る>>


アイルランドの色、グリーンがツアーのキーカラーでした

コート/キャサリン・ウォーカー グリーンのスエードパンプス/エミー ロンドン ヘッドバンド/ジェーン・テイラー 写真:アフロ

訪問国に敬意を表し、フラッグカラーや国色は必ず取り入れられるキャサリン妃。今回はアイルランドの国旗からグリーンをふんだんに活用されていました。
まずは最も注目される到着シーンのファッションがこちらです。 
フォレストグリーンのフィット&フレアーのコートをメインに、全身をグリーン系のワントーンでコーディネート。ここ最近の傾向とはいえ、かなりインパクト大で、相手国へこれでもかというアピール力がありますよね(笑) 。
これまでとは異なり、顔周りは帽子ではなくヘッドバンドと少し軽めにされ、モダンかつクラシックな、とても気品あふれるスタイルがお見事。圧巻のロイヤルスタイルです。
そして、コートの中のスタイルがこちらです。 

 

中は明るく! グリーンの濃淡で見せる上品コーデ

ドレス/アレッサンドラ・リッチ クラッチバッグ/L.K.ベネット 写真:アフロ

中にお召しになっていたのは、とても鮮やかな発色のシルクのプリントドレス。バラにも見える花柄にプリーツやペプラムなど、キャサリン妃のお好きな条件が揃っているデザイン。最近愛用度が上がってきている注目のブランドの一枚です。
 
レトロ&モードなニュアンスがお得意のブランドと、キャサリン妃の新たな方向性が見事にマッチしたファッションと言えるでしょう。ロイヤルらしくノーブルで、華やかさもあり、未来の国王妃にふさわしいスタイルですね。

こちらもお帽子だとトゥーマッチなところ、ヘッドバンドにされたところが大成功の鍵。
そして注目! ウィリアム王子のタイもグリーンと、ご夫妻でリンクしたコーディネートになっているんです。

次は3日目、最終日のグリーンのコートスタイルです。 
 

今年1月にデビューさせ、今回再び着用されたミリタリー調コート

カーキのコート/アレキサンダー・マックイーン ブーツ/ラルフ ローレン 写真:アフロ

こちらは同じグリーン系でもカーキで、ミリタリーニュアンスのあるロングコートです。 軍関連の公務も多いキャサリン妃にとって、カーキは便利な色。今回も持参されていたようです。 
このコートが初披露されたのは、今年1月のこと。やはりこれも、一枚で様になるフィット&フレアーのドレスコートタイプのデザイン。マキシ丈のコートは、中に着ているものを隠してくれるので、何とでも合わせやすいという長所もありますね。 
足元をブーツにされたことでバランスよく見えます。そして、コートの中にはこんなワンピースを合わせていらっしゃいました。

 
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