「Jビューティ」というワードを聞いたことはありますか? 「Kビューティ(韓流コスメ)」に対しての日本ビューティという意味ですが、“チャイボーグ”や“オルチャンメイク”のようなメイクトレンドではなく、日本製コスメを総じて使われています。
Jビューティの評価は、アジア諸国からはもちろん欧米にいくほど高く、とくに美白ケアやUVケア、ベースメイクなどの得意分野は、サイエンスと先進テクノロジーのおかげで確固たる地位を獲得。また、厳しい日本の薬事法により、品質の高さと機能性、衛生面などは世界トップクラスと評価されています。
ただ、SDGs(持続可能な開発目標)やサステナブルの流れが押し寄せてきてからは、Jビューティそのものの定義も変化しつつあるよう。ここ数年で俄然、注目されるようになったのが、国内栽培、国内採取した植物由来成分やその効果です。
たとえば、アルビオンは、世界遺産の白神山地の麓に有機畑とラボを所有し、製品に配合。
SHIROは北海道産のがごめ昆布を製品化。
THREEは日本各地をまわり、国産の稀少な植物由来成分を厳選配合。また、地域密着型で有機栽培による原料を独自に開発、栽培から製造までを手掛けるアムリターラや華密恋などをはじめ、Jビューティを支えるブランドは確実に増えていますし、信頼感もまたアップしているのです。
日本人が和食と相性がいいように、日本人にとってなじみがあるのが日本産原料なのでしょう。肌につけるものですから化粧品は食材選びと同じだと考えたら、地産地消という意識もあり。今後、Jビューティは、私たちの関心とともにさらに進化、大きなうねりとなっていくのだと感じています。
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