スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

先週、今週は、最低限の用事以外、外出することがなくなったので、今年はほとんどというか、全く桜を見ることができず。近所の大木を一瞬眺めたくらいかな。けれど、来年以降も見られる! と気持ちを切り替えて、(近距離)春のコーディネートを楽しむようにしています。

 

この、まだ肌も髪も、もしかしたら気分も春本番にはスイッチできていないタイミング。気づくと毎日のように着ているのが、カーキグレー。その名の通り、カーキとグレーをミックスした、「けぶるような色」です。この色、桜の幹の色。少しはかないぺタルピンクは、太くて頼れるこの色の幹や枝があるから映えるんだと思います。

ペタルピンクは口紅や(見えないけれど)ランジェリーで取り入れるとしても、カーキグレーは、まだまだ春本番に追いつかない色々に寄り添ってくれる気がするので、こんなふうに多用。

実は2WAYのワンピース(来週発売予定)には、小さな黒とネイビーを効かせてマチュアにスタイリング。

今季カオスで買ったスプリングコートは、白・黒・マルチカラーを合わせて、饒舌にリズミカルにコーディネート。

リネンのサファリ風ジャケットはバニラ色の小物で柔らかな印象に着こなして。

様々な色と相性が良いので、気持ちがアップダウンするこの春は、毎日のように着てしまいそうです。

大草 直子

寒い日は、カーキのインナーキルティングコートを仕込みます。コートはカオス、インナーコートはハウント、Tシャツはエイトン、レザーレギンスはオールセインツ。バッグはプラダ、スニーカーはナイキです。
冬のボトムの色、素材も受け止めてくれるカーキグレー。ジャケットはロートレアモン、サングラスはJ.CREW、バッグはアライアです。
ほら、どんな色とも相性が良い! ジャケットはロートレアモン、イエローパンツはシクラス、プリントスカートはヴァレンティノ、ピンクのパンツはドゥロワーです。

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