見る人を幸せにする笑顔、自然体のファッションやライフスタイルが人気のモデル・浜島直子さん。愛称、はまじ。40代になり自分なりのスタイルができあがってきた今だからこそ、“少しだけ”新しいことに挑戦します。
今回は、40代からでも間に合うエイジングケアに大切なことを、Dクリニック東京 ウィメンズの院長・浜中聡子先生に伺いました。大人の女性にこそ改めて読んでほしい、アンチエイジングのお話です。
高価な美容液よりも、まずは基本のケアと真剣に向き合う
これまでアンチエイジングの専門医・浜中聡子先生に、髪に関するエイジングケアを教わりました。それではシミやシワ、たるみなど、肌に関するエイジングケアはどうしたらよいでしょう。
浜中先生:肌に関しては、洗顔でメイクや汚れを落とし、その後しっかりと保湿をすること。あとは紫外線から肌を守ること。基本的なことですが、まずはこの3つを徹底的に、“しっかり”行うことですね。高価なコスメや美容医療はそれからです。
はまじ:基本のケアをおろそかにしてはいけないということですね。
浜中先生:毎日の積み重ねが未来のご自身を作るんですよ。
美しい髪と肌は、健康なカラダにしか宿らない
浜中先生:髪と同様、肌に関してもカラダによいことがエイジングケアにつながります。本当に基本的なことですが、「栄養」と「睡眠」が非常に大切になってきます。まず、年齢を重ねれば、肌のハリやツヤには変化があることを自覚しましょう。若いころは、マスカラや口紅をつけただけでよかったメイクも、ハリとツヤが失われ始める40代になれば、女性が同じようにしていても、昔と違うのは当然のこと。それよりも内側へのアプローチが大切になってきます。
高タンパク質&低脂肪の食生活を習慣に
エイジングケアにとって、外側からのケア以上に内側へのアプローチが大切だと浜中先生はおっしゃいます。まずは食事について、具体的なお話を伺ってみることに。
浜中先生:高タンパク質&低脂肪の食事を心がけましょう。十分なタンパク質を摂取し、さらに野菜や果物でビタミンなどを摂るようにします。炭水化物が悪いとは言いませんが、パスタや丼物など主食メインの食事だと、タンパク質など他の栄養素を十分に摂取できないまま満腹になってしまうんです。
はまじ:毎日、納豆に、しらす、めかぶ、黒胡麻を混ぜ合わせた小鉢を食べていたことがあります。それを2カ月ほど続けていたら、メイクさんに「はまじ、肌がきれいになったね、何かしてる?」と言われたことがありました。
浜中先生:バランスの摂れた理想の小鉢ですね。大豆はたんぱく質を摂取できることに加えて、イソフラボンも摂れて、低カロリー。ただ、大豆は植物性のたんぱく質で、動物性に比べると体内へ吸収率が半分ほどなんです。なので、大豆だけではなく、お肉やお魚、卵など、いろいろな食材からタンパク質を摂るようにしてください。
カロリーが気になるなら、調理法を見つめ直すといいと思います。「揚げる」、「炒める」など油を使うよりも「煮る」や「蒸す」調理法がおすすめ。もし油を使うなら、動物性の油ではなくオリーブオイルや菜種油など植物性にしましょう。
はまじ:バランスよく栄養を摂取することがエイジングケアに繋がるんですね。わかってはいるのですが、仕事が忙しいときはおにぎりなど手軽なもので済ませてしまうことも……。
浜中先生:たとえば人間ドックで生活を見直しましょうと指摘を受けたとします。皆さんわかり切っているんです。大事なのはそれを実践するかどうか。ご本人の意思がなかったらできませんからね。
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