見る人を幸せにする笑顔、自然体のファッションやライフスタイルが人気のモデル・浜島直子さん。愛称、はまじ。40代になり自分なりのスタイルができあがってきた今だからこそ、“少しだけ”新しいことに挑戦します。
浜中先生とはまじーー。職業や立場は違いますが、美しさを追求するプロであることに変わりはありません。今回はお二人の理想とするアンチエイジングについて伺いました。
年齢を受け入れたアンチエイジングを
浜中先生:はまじさんやmi-mollet読者の皆さんは、若作りをしたいとか、実年齢より若く見られたいというのではなく、内面からにじみ出る、健康的で若々しい女性が理想なのではないでしょうか。
はまじ:はい、若さばかりを求めるのは違うのかなと思っています。
浜中先生:「昔の洋服が着られるんです」とおっしゃる方もいますが、着られることと似合うことは違います。それに当時と比べたら、バストの位置も下がっていますし、体のシルエットは明らかに違います。その変化を受け入れた上でのエイジングケアが大切だと思います。
40代から始めるエイジングケア
はまじ:エイジングケアは40代から始めても間に合いますか。
浜中先生:もちろんです。前回お話したように、これから食事と睡眠に気をつけて生活をしたら、老化のスピードを緩やかにできますし、何よりも健康になると思います。それこそがアンチエイジングだと思います。
はまじ:もっと早くから始めていたらよかったな。
浜中先生:そう思うかもしれませんが、20代や30代は仕事、結婚、出産などライフイベントがたくさんありますし、まだまだ体力もあるから、自分の健康に目を向けることは難しいと思います。やっと40代になって、少しずつ体に変調が出始めることで、心の底から納得して体のケアに臨めると思うんです。
はまじ:そうですね。確かに何かしら実感がないとケアしなくてはとは思わないかもしれません。私も実際に髪への意識が向いたのは白髪を見つけた頃から徐々になので…。
エイジングケアに欠かせない十分な栄養と睡眠、そしてもう一つ大切なこと
はまじ:食生活と睡眠をまず大事にしていこうと心得ました!他に何かあげるとしたらどんなことがありますか?
浜中先生:私は「ひとりになって自分をリセットする時間」だと思います。仕事や子育て、介護など多くの役割を担う40代女性は、とても忙しく毎日を過ごしています。誰かのためではなく、自分のための時間を作って欲しいなと思います。スポーツや読書、映画鑑賞、それから家庭菜園など、どんなことでも構いません。ご自身の心がふわりと軽くなるものを、ぜひ見つけて欲しいと思います。
エイジングケアは、1日にして成らず。いつまでも清潔感のある女性でいたい
先生に伺った、私たちに大切な「食生活と睡眠、一人になる時間」のお話。日々の忙しさを理由に、目を背けていたこともあったなと感じました。これを機に見直してみようと思います。どれも習慣にするまでは面倒だなと感じるかもしれません。でも、髪の毛をドライヤーで乾かせば艶も出るし、タンパク質で満たされた心とカラダは元気はつらつ! 嬉しい結果に気付き始めたころには自然とエイジングケアもできているはず。
私はファッションでもメイクでもつねに清潔感を心がけています。そして年齢を重ねるほど、清潔感は女性の美しさに必要なことではないかと感じています。
健やかな50代、60代を目指して、日々を大切に過ごしていきましょうね!
浜中聡子先生
医学博士。北里大学医学部出身。国際アンチエイジング医学会(WOSAAM)専門医、NPO法人アンチエイジングネットワーク顧問。ホルモンバランスに着目した女性医療を提供する「Dクリニック東京 ウィメンズ」の院長として、薄毛治療などさまざまな女性の悩みに適した治療を行っている。「髪をあきらめない人は、3つの生活習慣をもっている: 専門医が教える、髪のエイジング対策法」(学研プラス刊行)など著書多数。
【協力店リスト】
ユナイテッドアローズ 青山 ウィメンズ ストア tel. 03-5468-2255
スタイリスト/福田麻琴
ヘア&メイク/TOMIE(nude.)
取材・文/笹本絵里
構成/幸山梨奈
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