スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

ベーシックカラーを変える、エッグシェルの小物【スタイリスト大草直子】_img0

最近、ずっと活用しているのが、こんな靴やバッグ。ネブローニの新作シューズ。トラディショナルなウィングチップなのに、甲のサイドがセクシーにくれているデザインは、今季のトレンドでもありますが、この色にして良かったー! バッグも、昨年軽井沢のアウトレットで買ったプラダのバッグも同じ色。大体、服よりも前に小物で季節を先取りすることが多いのですが、ロジェ・ ヴィヴィエのポインテッドのパンプスも!

このエッグシェル色。アメリカのハイクラスなレストランで、よく使われる壁の色。女性の肌を美しく幸せそうに見えるから――というのがその理由。DIYショップのペンキ売り場で、一番売れている色、という話もあります。だからなのでしょうか、真っ白よりも少し柔らかく、確かにゆったりと幸福そう。とにかく人込みを避け、どうしても行かなくてはいけない仕事だけをこなしている最近ですが、マスクをしていたって、多くの人に見せるわけでもなくたって、だからこそ、バッグや靴、自分から見えるポジションにこのエッグシェルを配置。歩く足元を見る度に、中にある本を取り出そうとする度に、目に映るから、私の気持ちを少し和ませてくれる気がします。

まだこの時期は、気温が不安定。「完全な春服」に移行するのが難しいですよね。だからこそ、身体の端(エッジ)に明るい色を配すると、全身がうんと軽やかに見えます。そんな意味でも、靴とバッグを黒やブラウンからエッグシェルへ。おすすめです♡

大草 直子

ベーシックカラーを変える、エッグシェルの小物【スタイリスト大草直子】_img2
ポインテッドトゥは、脚をスッキリ長く見せてくれるから、フラットでも安心!
ベーシックカラーを変える、エッグシェルの小物【スタイリスト大草直子】_img4
どんな色にも合うのが優秀!な、エッグシェル。実は何色を合わせたら良いかわからない、赤みの強いブラウンにも。

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