突然ですが、皆さんは椅子やトイレの便座に座るとき、どのようにして座っていますか? 「そんなこと、気にしたこともなかった!」という人が大半なのではないでしょうか。そんなあなたは、もしかしたら、未来の垂れ尻予備軍になってしまっているかも……? 「なんで!?」「どうしたらいいの!?」という疑問に、20年間にわたり、1万5000人ものお尻をケアしてきた「お尻先生」こと田口咲さんがお答えします! お尻を潰さない座り方をぜひ毎日実践して、癖にしてください!
 

 

お尻にいい座り方がある?


ほとんどの人が、座るときのお尻の状態に無頓着なので、お尻にシワが寄ったまま座っている人が多数。これだとお尻の形がくずれてしまうのはもちろん、血行も悪くなって冷え尻、セルライト尻の原因にも。座っているときはただでさえお尻がつぶれているので、そのダメージを少しでも減らすため、座り方には特に気をつけるべきなんです。
 

こんな人は要注意!


☑デスクワーク中心で、日中は座りっぱなし
☑疲れていて、どさっと椅子にもたれてしまうことが多い
☑つい猫背になってしまう
☑お尻を触ったら、ひんやり冷たく感じる

 

今すぐチェック! “正しい椅子の座り方”

 

お尻のためによいのは、左右の手で、お尻の左右のほっぺを持ち上げてから座ることです。こうするだけでお尻の形のくずれがかなり防げます。さらにいえば、膣の入り口(膣口)を真下に向けて、椅子の座面でふさぐようなイメージで座ると、骨盤がまっすぐに立ち、お尻がよりつぶれにくくなります。骨盤を後ろに倒して座っている人が多いですが、これはお尻がつぶれる最悪の座り方なのでNG。トイレの便座に座るときも、同じような方法で座りましょう!
 

トイレのついでに+αケア


トイレに行くときに、試してみてほしいおすすめのちょこっとケアをお教えします。それは、トイレットペーパーで拭きとった後、きれいなトイレットペーパーで、膣口とお尻の穴の間にある会陰のあたりを軽くプッシュするというもの。会陰は生命力がみなぎるスポットといわれ、押して刺激すると、やる気が出て、だるさなどが解消します。簡単なので、トイレに行くたびやってみて。

田口咲

東京・麻布十番「鍼美salonゑまひ~EMAI~」代表。AEAインターナショナルエステティシャン。鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、医療リンパドレナージセラピスト。秋田県生まれ。お尻のケアに着目し、マシンや手技、鍼灸などを交えた独自の手法でケアにあたる。お尻をケアするだけで、ヒップアップ、痩せる、小顔になる、可愛くなる、開運すると大人気で、女優やモデルなどにもファンが多い。初の著書『全身きれいになりたければ、お尻だけほぐせばいい!』が講談社から4月10日に発売。

 

『全身きれいになりたければ、お尻だけほぐせばいい!』
著 田口 咲 1350円(税別) 講談社


たった1箇所、お尻をほぐすだけ!なのに、スタイルアップはもちろん、体の不調まで改善してしまう魔法のような美容法、それが“お尻ほぐし”。本書では、これまで1万5千人以上のお尻をケアしてきた「お尻先生」こと田口咲さんが、自分でできるお尻ほぐしテクニックをご紹介します。1日3分お尻をほぐすだけという手軽さなので、忙しい人にもおすすめ。ラクしてきれいになりたい、欲張り女子は必見の一冊です!
 


撮影/岩谷優一(vale./加治ひとみ)、
小野良子(ビフォーアフター)、伊藤泰寛(田口咲)
 ヘアメイク/George(加治ひとみ)、
藤本希(cheek one/田口咲)
 スタイリング/坂下シホ
 モデル/加治ひとみ
 取材・文/和田美穂
 構成/藤山佳那


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