緊急事態宣言の発令後、美術館や劇場などが休業要請対象となり、美術館は臨時休館に、ミュージカルや演劇の公演も中止や延期になっていますよね。私も楽しみにしていた落語会が中止になり、今は仕方がないですが、やっぱり寂しい気持ちも。そこで今日は、オンライン上でおうちにいながらアートや演劇を無料で楽しめるサイトをいくつかご紹介します。今の時期だからこそと開催されている企画も増えているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
 

いつでも無料!おうちでのんびり美術鑑賞できる
オンライン美術館「HASARD(アザー)」

 

“誰でも・いつでも・無料で”オンライン上でアートを楽しめるオンライン美術館。ゴッホやアルフォンス・ミュシャなどの超有名画家から、アート書道家の矢野華風さんなど、新旧織り交ぜた展示から、好きなアーティストを選んでクリックするだけ。すべて無料で見られます。なかでも、クロード・モネの作品を「動く絵画」として展示する企画『それは再び動き始める』はオンラインだからこそできる展示方法で、モネの絵を新鮮に楽しめると思います!

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世界中の美術館をオンライン上で散策!
「Google Arts & Culture」

 

アプリを登録するだけで、提携する世界中の美術館や博物館をオンラインで楽しめます。二ューヨーク近代美術館(MOMA)や、いつもなら5月にMETガラが開催されるメトロポリタン美術館に、オルセー美術館、国内なら東京国立博物館、国立西洋美術館など、各国を代表する美術館がラインナップ。ストリートビュー機能を使ったバーチャルツアーや、アプリで自撮り写真を撮影すると、自分に似た作品を探せる「Art Selfie」という面白い試みも。とにかく膨大なコンテンツ量なので、おうち時間を持て余しているという方にぴったりです。

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また、ピンタレストでも、世界中の美術館と提携し、所蔵作品を無料で公開しているので、こちらもかなり手軽に楽しめます!

ピンタレストで見られる美術館
○ルーヴル美術館(パリ)
○テートギャラリー(ロンドン)
○ポンピドゥー・センター(パリ)
○メトロポリタン美術館(ニューヨーク)

その他のおすすめはこちら!
○「ソール・ライター」展
Bunkamura ザ・ミュージアムで開催していた、アメリカの写真家ソール・ライターの回顧展。残念ながら会期途中で終了となりましたが、現在「ソール・ライター財団」のサイトでアーカイブされている作品を、一部見られるようになっています。

○横浜美術館
こちらも現在臨時休館中ですが、展覧会の展示風景やアーティストへのインタビューなど、さまざまなコンテンツをウェブサイトで公開中です。
 

無料で演劇が見放題!「観劇三昧」

 

全国の演劇動画をオンラインで観られるサービス。パソコン、もしくはスマホ専用アプリから会員登録するだけで、いつでもどこでも鑑賞可能です。観に行けなかった作品を見つけたり、普段は舞台に足を運ぶ機会があまりない方も、気軽に楽しめるのがポイント。無料のフリー会員と、月額950円(税別)のスタンダード会員の2プランがあり、フリー会員でも、無料配信されている作品と、有料配信作品の冒頭を観ることができるようで、お試しで登録してみてもいいですね。

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スマホやパソコンがあれば、美術館や劇場へ“行った気分”を味わえるサイト、続々と増えていきそうです。どれも無料で視聴できるので、これを機に今まで知らなかったアーティストや劇団に出逢えるかもしれません。みなさんのお気に入りサイトがあれば、ぜひ教えてくださいね。
 

文/出原杏子