只今パンデミック(世界的流行)を引き起こしている新型コロナウイルス。その影響は私達のみならず、ロイヤルファミリーにも当然のごとく及んでいます。94歳というご高齢のエリザベス女王に、チャールズ皇太子も71歳と、常に感染への懸念がつきまとう上にロックダウンが発令され、外出自粛となれば、君主ですら公務は不可能となりました。

国民に尽くすために存在しているといっても過言ではない、英国ロイヤルファミリーの皆様は、一体この事態にどう対処されるのか……。もしやお休み?かと思いきや、王室にお休みは無し。そしてやはり動きは早かった。しかも状況に応じて、フレキシブルに対応されながら。

最新テクノロジーなど、時代に即した方法で、利用できるものは利用し、できることは何か?を考慮された上で、ロイヤルメンバーの皆様がそれぞれの立場にあったやり方で、国民に寄り添われる姿がとても印象的です。開かれた王室らしく、コロナウイルス・パンデミックという歴史上例を見ない不測の事態にもやはり臨機応変に、時に新たな挑戦も加え変化をしています。

コロナウイルス発生から、現在に至るまで、王室が国民のために行ってきたことを皆さんにもご紹介します。英国王室が、なぜ世界一有名&人気なのか、その理由がわかるのではないでしょうか。


3/19 ウィリアム王子が動画でメッセージ。国民へ安心感を

写真:REX/アフロ

新型コロナウイルス感染拡大が著しくなってきた、3月19日。
2017年に多発したテロ事件やロンドンでの大火災を受け昨年設立された、テロや災害といった緊急事態に対応するためのチャリティ組織“ナショナル・エマージェンシー・トラスト”(国家非常事態信託)。そのローンチにも出席され、支援者でもあるのがウィリアム王子でした。
コロナウィルス感染が深刻化し始めるや否や、すぐに動画を通じてメッセージを配信。予想以上の早さで活動の機会が訪れてしまったことを残念に思われながらも、まさにこういう事態のための組織が存在することを、国民に伝えられました。

ここから1ヶ月にも満たない4月中旬、ウィリアム王子は正式にパトロンに就任され、感染拡大とともに増加が予想される国民への、状況に応じた支援を誓われたのです。

 


同3/19 ウィリアム王子&キャサリン妃夫妻でNHS緊急コールセンターを視察

提供:Kensington Palace/The Mega Agency/アフロ

そして同日(3/19)、今度はご夫妻揃って、実際の現場の視察をされました。
コロナウィルス感染が日々拡大する中で同時に増え続ける国民からの電話。昼夜を問わず対応しているスタッフやボランティアの人達から、国内の状況をお聞きになるとともに、家族を残しここで国民のために働いている人たちへ労いの言葉をかけられてもいました。

また、混乱の中必然的にコロナウイルス感染に関する相談が増える中、専用の問い合わせ先が存在することを、ご夫妻の訪問&注目により、国民に認知をさせる手助けに。

ロイヤルファミリーの中でまず最初に行動をされたのが、ウィリアム王子とキャサリン妃でした。これは、94歳の女王、そしてこのあと感染が発覚する71歳のチャールズ皇太子と、ご高齢の王位継承者ではなく、最もお若い将来の国王がこの件を仕切ることがベストと考えられたのでしょう。
着々と次世代の継承者が生まれ、育っているからこその理想的な形といえますよね。羨ましい限りです。


3/23 エリザベス女王がテレワーク姿を公開
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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3月23日夜から、英国はロックダウンが発令され、国民のみならず、当然ロイヤルの皆様も外出自粛を余儀なくされました。
その2日後には、チャールズ皇太子の新型コロナウイルス感染が発覚、自宅隔離という衝撃的なニュースが世界中を駆け巡ったことも記憶に新しいですね。

外出は勿論、人との交流を避けるということは、公務にも多大な影響を及ぼすほかにも、王室のスタッフを激減されることにもなりました。
そして今後の公務はいかに……と危惧される中、エリザベス女王のお仕事姿が公開。毎週木曜日に行われる、首相との謁見を対面から電話に、いわゆるテレワークにシフトです!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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その後、ウィリアム王子&キャサリン妃も、郊外の別宅での電話でのお仕事風景が公開されるなど、国民と同様、家でできる方法でお仕事を継続されている
ことが示されました。
こんな機会だからこそ明らかになった、レアなご自宅拝見にも注目が集まりました。思わず色々なところに視線がむかってしまうというものですよね(笑)。


3/27 3人の王子・王女がインスタで医療従事者へ感謝の拍手
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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電話でのミーティングに変えられてホッ!と胸をなでおろした、翌日(27日)の発表。ボリス・ジョンソン首相の新型コロナウイルス感染!!
街閉鎖と自宅待機が本格化し、感染への不安や恐怖感は高まる一方で、医療現場の混乱も伝えられる中、英国で巻き起こったのが医療従事者やケアラーたちへ感謝を伝える運動。

例に漏れず、ケンブリッジ公爵家の三人のお子様たちが、ご一家を代表して動画に登場!ご兄弟仲良く皆で、医療関係者たちへ感謝の拍手を。
超がつく可愛らしさに加え、なかなかお姿を見る機会の少なかったルイ王子の成長ぶりにも感動でした。

その他にも、感染後病状が回復されたチャールズ皇太子とカミラ夫人夫妻や、エドワード王子ご一家も、この医療従事者たちへの感謝キャンペーンに賛同をされ、拍手動画を投稿。

 
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