こんにちは。フラワーデザイナーの石田桂です。
stay homeも2週間が過ぎ、今までと違う生活リズムに慣れたような慣れないような日々が続きます。皆さまいかがお過ごしでしょうか?

先日、お世話になっている方々へ薔薇のブーケをお贈りしました。受け取られた方々から癒されました、うっとりですと想像以上の喜びの声をいただき、改めて花の癒しパワーを実感。 画面越しにはなってしまいますが、皆様にも花の癒しパワーをお届けしたいです。

甘いピンクのバラのブーケはとても良い香り(花材は下記でご紹介しています)

 

 

初夏のバラは思いっきりピンクがおすすめです!


さて今回のテーマは、バラのブーケで季節感を出す3か条。

花にはそれぞれ旬があって季節のイメージがあります。でも、バラはいつでも手に入ってしまうのでパッと季節が頭に思い浮かびません。花で季節感を演出したくても、バラのブーケで初夏らしさを出すにはどうしたらいいか悩みます。

そんなときは春から夏に向かう景色を思い浮かべてみてください。満開だった桜が葉桜になり、新緑がさわやかに色付く景色が目に浮かびませんか?自然のパレットからカラーコーディネートを拝借して、ピンク色のバラと若草色のグリーンでブーケを束ねれば初夏らしい季節感が演出できます。

さらにピンクはピンクでも、mi-mollet世代にお似合いなのはもっと大人の甘口ピンク。 大人ピンクのバラのブーケで初夏を感じさせるために抑えるべきポインはこの3つ!

①バラの色は濃淡ピンクのグラデーション
淡い桜色から濃いラズベリー色へ、ピンクのグラデーションで花色を選びます。花色を濃淡で合わせると全体的に柔らかく品の良い印象を与えることができます。 つい色で遊びたくなってピンクに黄色に赤にと欲張るとポップで真夏のイメージに、同じピンク色だけにするとおとなしすぎるピンクのグラデーション。

花の咲き具合も違うとさらに表情豊か。


②季節の花を合わせる
濃淡の花色でバラを揃えたら、次は寄り添う花を選びます。初夏の花を合わせると季節感が統一できて、より初夏らしさを演出できます。旬の食材でいただくお料理に体が喜ぶように、旬の花のブーケで心を喜ばせてあげたいですね。

③グリーンにも手を抜かない
いつも同じグリーン。縁取りするだけだし、あまり見えないし……。
これはダメです。せっかくの美しい花が台無しです。ワインをコップでいただいちゃうのと同じです。
今回のバラのブーケは初夏らしい季節感がテーマなのでグリーンも春らしく。芽吹き始めた葉の色や柔らかそうな手触りのグリーンを。

バラ色の絵を背景にして、さらに華やかに


それでは本日のうぬぼれポイント3ヶ条


①バラの色は濃淡ピンクのグラデーション

②季節の花を合わせる

③グリーンにも手を抜かない

ブーケを注文する時、束ねる時の参考になさってくださいね!

本日のうぬぼれBouquetレシピ
・バラ(イブピアッチェ)
・バラ(ロゼ・ドゥ・パルファン)
・バラ(メルシー・ドゥ・パルファン)
・バラ(フレグランスオブフレグランシス)
・スノーボール
・フランボワーズ
 

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