心も身体も揺らぐアラフォー世代。そんな私たちに勇気をくれる、海外セレブの名言をご紹介するこのシリーズ。今回は、40歳にして2019年に突如としておしゃれインフルエンサーとして再ブレイクした、女優のケイティ・ホームズの言葉を。
「自分自身を本当に知るようになるのは40歳からだと言う。私は41歳で様々なことを見て、経験してきたわ。私は自分が何について話しているかも理解しているし、自分の感情や洞察には価値があるということを知っている。人の声に流されるんじゃなくて、自分自身の声を聞くようにしようと思っているわ。これは人として大きなステップ。そうなるまでには時間がかかるのよ」
2012年にトム・クルーズと離婚して、シングルマザーとして娘のスリちゃんを育ててきた彼女。2019年には長年交際していた俳優のジェイミー・フォックスと相手の浮気により破局しましたが、その頃から彼女は急に洗練されてきて、そのファッションセンスで注目されるようになりました。
自分自身のことを鑑みても、私が自分と本当の意味で向き合って、臆することなく思っていることを口に出して自分らしく振る舞えるようになったのは、ちょうど40歳前後のこと。たぶんそれは、今までは人の敷いたレールに従ったり周りの意見に流されてのほほんと生きてこれたのが、様々な挫折や孤独を味わって、自分の人生のハンドルを自分で握ることの大切さを思い知ったから。というのが大きい気がしています。
私は恋愛コラムでよく「自分軸」と「他人軸」という言葉を使うのですが、「他人軸」で生きていると、何か起きたときに誰かや何かのせいにしやすいんですね。
だけど、「自分軸」で生きるようになると、すべてを自分主導で決めるから、その分肚が座って、決断に責任を持てるようになる。そうすると何がいいかと言うと、まず意識が自分に向くから、周りの雑音に振り回されることが少なくなる(とことん向き合わないと自分が何を欲しているかって見えてこないですよね)。
そして、自分で決めたことだからものすごくがんばれるし、ダメだったときも人の意見を聞いてダメだったときよりも後悔が少ないです。
結局、一生仲良くしないといけないのは自分自身。それがわかってくる40代だからこそ、自分で納得した生き方を選ぶようになっていく。それが、「自分軸」を取り戻すことに繋がっているのかなあ、と。
長くなってしまいましたが、ケイティが40代になってますます輝きを増したのには、父親のこんなエピソードがあるからかもしれません。
「私の父は、45歳でボストンマラソンを走ったの。それが私の基準になっているわ。彼ができたのなら、私にもやりたいことができるはず。自分が誰かにとってそういう前例になれるのはすごくいいことだと思う」
願わくば、自分も、子供たちや誰かの、そんな「あきらめない」お手本になれたらいいですよね。
ケイティは自分が出演したある映画を酷評されたときにこんな言葉も語っています。
「誰かが私に『ノー』と言っても、私はやり続けるわ。私の父はこう言ってくれたの。『人生とは本当に旅そのもの。ときに長い時間がかかるし一生懸命がんばらないといけないときもあるけど、それが人生を甘くさせるんだ。私はお前を誇りに思うよ』」
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