老いることも恥ずかしくはない。
“まんま”で勝負できる人でいたい

【清原亜希さん インタビュー】Vol.2<br />“まんま”で勝負できる人でいたい_img0

「その頃は、年をとるのも今よりずっと怖かったです。40代になるのって嫌だな、みたいな。でも今は、年をとることに対して覚悟が決まりました。ひとつひとつていねいに向き合って処理していけば、何がやって来ても、全て受け入れられる気がします。来るものは来い、です。45歳になった今は肩の力が抜けて、楽しむ余裕が出来ました。みんな、早くこっちにおいでよ!(笑)」
しかし、誰もが亜希さんのようにきりっと顔を上げて前に進めるわけではないはず。女に執着もすれば、寄る年波に抗おうとするのも、よくある話で。
「たとえば体型が変わったり、シミにシワ……そういった外見の変化にも、どう向き合うかなのだと思います。きれいなままでいることに固執するのもひとつの生き方だと思いますが、私は、自分らしくないなと思う。それも現実。生きてきたすべてが顔であり、老いていくことも何ら恥ずかくはない。積み重ねてきた時間があるから、今の自分がある、そう思います。“まんま”で勝負できる人でありたいです」