撮影/馬場わかな 書籍「やさしいバナナのお菓子」より ※著書の在庫確認などは各出版社にお願いします。

最近、SNSで「バナナブレッドを作りました」という投稿をよく見かけませんか? 中でも料理家・若山曜子さんのレシピ動画は約14万回以上再生され、話題となっています。今回は、そんな若山さんに、暑くなってくる季節におすすめのレシピを2つ伺いました。

 

菓子・料理研究家。東京外国語大学フランス語学科卒業後、パリへ留学。ル・コルドン・ブルー、エコール・フェランディを経て、パティシエ、ショコラティエ、コンフィズールのフランス国家資格(C.A.P)を取得。パリのパティスリーなどで経験を積み、帰国。帰国後は雑誌や書籍、テレビなどでお菓子と料理のレシピを提案。作りやすく、再現性の高いレシピに定評がある。インスタグラムは@yoochanpetite、公式You Tube「Recettes de Yoko Wakayama 【若山曜子のレシピチャンネル】」を開設。

 


夏はヘルシーなひんやりヨーグルトスイーツを


――今後、初心者におすすめのレシピはありますか?

若山曜子さん(以下若山):個人的にも好きなのが「ヨーグルトバーク」です。水切りしたヨーグルトにフルーツなどを添えて冷やし固めるおやつ。ヨーグルトとフルーツなので罪悪感がありません。アイスキャンディなどのように、冷凍庫に入れておいて、食べたいときにパキッと割っていただきます。

ーー簡単なのにかわいくて、SNSにも投稿したくなります。

若山:失敗のしようがないくらい簡単ですよ。甘味料を変えれば、さらにダイエット向きのおやつです。フルーツは好きなものでいいですし、特別な型もいりません。ジャムなどをのせて竹串で模様をつければ簡単にマーブル柄にもなります。
インスタグラムにレシピ動画を載せましたが、レシピ本「ヨーグルトの冷たいお菓子と焼き菓子」でもたくさんアレンジを紹介しているので参考にしてみてください。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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――ポイントはありますか?

若山:ヨーグルトの水切りをちゃんとやること。私はザルにキッチンペーパーを敷き込みますが、時間がないときは、バットに油切りとキッチンペーパーを敷いて、その上にヨーグルトを平べったく広げてのせると早いです。重さが半分になるのが目安です。水分はホエー(乳清)なので、マフィンやパンケーキに使ってもいいですね。
 

「ヨーグルトバーク」

 

 材料(20×16cmのバット1枚分)

ヨーグルト(無糖) 300g
グラニュー糖 大さじ1と1/2~2
はちみつ 小さじ1~2
好みのフルーツ 適量

 下準備 

・ヨーグルトはペーパーを敷き込んだザルなどに入れ、重さが半分になるまで水切りする。
・バットにオーブンシートを敷く。

 作り方 


水切りしたヨーグルトをボウルに入れ、グラニュー糖とはちみつを加え、そのつど泡立て器でしっかり混ぜる。

オーブンシートを敷いたバットに流し入れ、食べやすく切ったフルーツを散らす。

冷凍庫で2時間以上冷やし固める。食べるときに好きな大きさに割る。

 
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