市販のアイスのアレンジも楽しい!


――夏はやはり、アイスクリームが家族に大人気。若山さんのおすすめの食べ方はありますか?

若山:イチから作るのは手間がかかりすぎるという人は、市販のアイスクリームをアレンジしてはいかがでしょう。たとえば、チョコミントアイス。フレッシュなミントの葉っぱを使い、半分はミルクと一緒に加熱して香りを移し、半分はフレッシュのまま刻んでアイスクリームに混ぜ込みます。香りの立ち方が立体的になって、爽やかに広がるのです。チョコレートは断然ビターがおすすめ。

――市販のアイスクリームを使えば、カチカチになることもありませんね。

若山:そうなんです。口当たりは滑らかですし、牛乳を加えるので甘さもやわらぎ、カロリーダウンもします。また、混ぜ込む作業はお子さんでも簡単にお手伝いできて、時間がある今だからこそ、家族で楽しむのにぴったりなメニューといえます。

「フレッシュミントとチョコのアイス」

撮影/馬場わかな

 材料(4人分)

フレッシュミントの葉 10g
板チョコ(ビター) 1/2枚
牛乳 1/2カップ
バニラアイスクリーム 200ml

 作り方 


ミントとチョコはそれぞれ刻む。

牛乳を耐熱容器に入れてミントの葉の半量を加え、ラップをかけずに600ワットの電子レンジで30秒あたためて、そのままおく。

バニラアイスクリームをボウルに入れ、2(完全に冷めていなくてもOK)をこし入れ、残りのミントとチョコも加えてよく混ぜる。

バットなどに入れ、冷凍庫で1時間以上凍らせる。
 

 

『ときめく10分スイーツ』

著者 若山曜子 家の光協会

「10分以内で作れる」、または10分以内で準備をして、「焼くだけ」「冷やすだけ」のレシピを掲載。材料や工程がシンプルだからこそ、若山さんらしいコツやポイントがたくさん紹介されています。待ちきれない家族のためやおもてなし、自分のおやつに作りたいメニューばかりです。

 


――待望のYouTubeチャンネルが開設されましたが、インスタグラムとYouTubeはどう違うのでしょうか?

若山:インスタグラムはライブ機能は別ですが、通常の投稿は1分間という制約があって、完成までもっていけるお菓子ってやはり限られてしまうんです。なので、お菓子作りをしようというきっかけになる動画はインスタグラム、少し難しいものはYouTubeのほうに投稿する予定です。また、YouTubeチャンネルではシンプルなレシピのものも、細かなポイントを丁寧にお伝えできるかなと考えています。

――おこもり生活で、お菓子作りにチャレンジしたという方にメッセージをお願いします。

若山:お菓子作りに興味を持ってくださる人が増えたのは、とてもうれしいことです。
お菓子って、ムスッと暗い顔で食べるのは難しい。自分や家族が手作りしたものなら、なおさらです。暗い気持ちになりそうなときは、簡単なものでもお菓子を作ってみて。きっと効果てきめんですよ!

取材・文/北條芽以
構成/片岡千晶


第1回「料理家・若山曜子さんのバナナブレッドがインスタで大ブレイクした理由」はこちら>>

 
  • 1
  • 2