みなさまこんにちは。

外出自粛も一カ月が過ぎ、お家での過ごし方にまた少し変化が出てきのかなと思います。最初は家で出来ることには限界が…いわゆる"リモート疲れ"が出ていましたが、最近は慣れてきたからなのか、時間があったらやりたかったことリスト(何年分も溜め込んでいたこと)にひとつひとつじっくり向き合ってます。

断捨離は日常的にしていたのですが、永遠に好きなアイテムに関しては自然と増え続けても全く気にならず、なんなら増えていくことに喜びすら感じていました。ですが、今回のおうち時間で一枚一枚丁寧に見直すことをしてみたんです。意外としてこなかったなと。

何度【断捨離】しても残した服5枚とその理由>>

人気スタイリストが「断捨離」しても残した、ボーダーカットソーの基準とは_img0
断捨離後に残ったボーダーがこちら。左上から時計回りに、セントジェームス、プチバトー、セントジェームス、ルミノア、ブラミンク、ペレック、セントジェームス、セントジェームス、ノークバイザライン、ジャンティークで購入したフレンチヴィンテージ。
 

手始めにじっくりと向き合ったアイテムはボーダーカットソー。子供の頃からボーダー(しましま)好きでした。家にあったボーダーカットソーを数えたらなんと28枚! 汚れたり、へたってしまったものは捨ててはいたのですよ! それでもこの枚数(苦笑)、これを機に思い切ってボーダー”スタメン”を決めることを決意(涙)。辛かった〜。

いちばんの基準になったのはサイズ感。ピタッとしていて体のラインを拾うものは今は着ないなと思い、スタメン落ちさせました。セントジェームスのボーダーに至っては、T0からT6まで全サイズ持っていて合わせるアウターやボトムでサイズを変えていましたが、今はT0やT1は着ないなと判断。代わりに7歳の娘がワンピースのように着ています。

大好きで自然に増えていったアイテムだからこそ、冷静になって整理することも大切なんだなと気付くことができました。同時に、素材やピッチ、サイズ感、カラー、パネルで全く違った存在感を出す、ボーダーカットソーのすごさも改めて実感できたことも嬉しかったです。ボーダーは私にとって、これからも永遠に愛し続けるアイテムなのだと確信出来ました。良かった!良かった!

ボーダーTシャツは何歳まで着られる?>>

「デニム×ボーダー」はらくちんだけど、程よくキレイめな小物を合わせたスタイルが今の気分

出かけられるのはご近所のみの今はこんな感じが気分。スニーカーにエコバッグだとカジュアルすぎる(のが私は似合わないのです…)ので、ほどよくきれいめな小物を合わせて。

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ノークバイザラインのディレクションを始めてから、いつか絶対に作りたいと思っていたボーダーカットソー。春に初めて少しだけ作りました。秋から本格的に展開が始まるのでお楽しみに!
ボーダーカットソー & デニム#ノーク バイ ザ ライン
サングラス #ザ ロウ
シューズ#グッチ
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カットソーはノーク バイ ザ ライン、時計とブレスレットはカルティエ。

最後にボーダーの魅力をもうひとつ。憧れていたブランドのアイテム ――たとえばエルメスのバーキンなど ―― を少しずつ身に着けるようになったとき、ボーダーと一緒だと決まりすぎず、いい意味で崩すことができると気付いたんです。きっと年齢を重ねたら、さらに新しいボーダーの魅力を知ることができるのかもしれない。そう思うと、やっぱりボーダーを愛さずにはいられないんです。

構成/幸山梨奈