新しい肩書きを増やすことは難しいし、大変。でも常に学びがある

15年以上続けているラジオパーソナリティの仕事の現場。ゲストとの対談はリモートで収録、楽しいひとときをリスナーに届けている。

もともと人に会って話を聞くことが好きだったはまじ。新しい分野に挑戦したことで“好き”が肩書きに加わりました。

 

はまじ「ラジオやテレビでホスト役を務めるときは、本番までにゲストが書いた本や出演した映画、ドラマのDVDなど、できるだけ資料を集めて目を通します。多いときは、何ヶ月も前から取りかかることもあります。

息子を出産した後、ラジオの仕事を最初に再開したんです。スタッフの方々が機材を自宅に運んでくれるなど、多くのサポートをしてくださったおかげで現場復帰をすることができました。ただ、慣れない新生児のお世話と睡眠不足もあって、とても大変だったのを覚えています。苦痛しか感じられなくなった時期もありましたが、せっかく好きで始めたこと。それではいけないと思い、この仕事が私と社会をつなぐ小さな光だと思うようにしました。

テレビもラジオも本番が始まった瞬間、誰にも助けてもらえません。私はゲストに関する知識が足りないと、無知を隠そうと必死で戦ってしまって相手の話を引き出せなくなってしまうんです。気持ちよく話してもらうためには、しっかり下準備をして、こちらはどんな言葉が返ってきても大丈夫な状態にして、相手が話しやすい雰囲気作りを心がけています。

今でも撮影が重なっている時期は、資料を読む時間が思うように取れないことも。そしてモデルとしての仕事とは違う気遣いがあるので、難しいし大変なのも事実。でも、自分では興味を持てずにいたジャンルの方とも会える絶好のチャンス。やりがいがあって常に学びの多い仕事です」

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