モデルとして第一線で活躍するかたわら、ラジオパーソナリティや番組ナビゲーターなども担っている浜島直子さん、愛称“はまじ”。実は夫婦ユニット「阿部はまじ」として、絵本作家の活動もしています。今回は夫婦のこと、そして絵本のモデルになった息子さんとの関係を伺いました。

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夫は負けられる人で、争わずに勝ってくれる人


夫婦ユニット「阿部はまじ」として活躍するお二人は、絵本の創作活動中、言い争うことがなかったと言います。

 

はまじ「夫の阿部家は“善玉菌”、浜島家は“悪玉菌”と呼んでいるのですが(笑)、もともと阿部家はお父さんもお母さんも、それからお姉さんも負けられる人なんです。一方、浜島家は負けられない人たち。例えば食卓にお刺身や焼肉が並んでいたとしたら、阿部家はみんなが「食べなさい、食べなさい」と譲り合うけれど、浜島家は弱肉強食の世界だから早い者勝ち(笑)! そんな浜島家から阿部家に嫁いだ私なので、譲られたら『いいんですか、いただきます!』って、真ん中のおいしいところを遠慮ない感じ(笑)。

 

日常生活でも、夫は私の機嫌が良いときも悪いときも寄り添ってくれる能力を持っています。良いときは一緒にふざけてくれるし、悪いときはなだめてくれるんです。だから、絵本を作るときも意見がぶつかるということがありませんでした。私がこれはこうした方がいいと言ったときに、夫はそうじゃないと思っていたとしても、ねじ伏せて勝とうとするのではなく、負けながら話してくれるので、私も感情的にならずに会話ができるんです。なるほどなるほどそれも一理あるな、って。私の中で、絵本作家の活動は仕事というよりも、夫婦の会話のようなもの。これからも大切に続けていけたらいいなと思っています」

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