ミモレの記事でもご紹介しましたが、コロナ禍で困っているシングルマザーの方 とその子どもたちを支援するプロジェクトがスタートしました。「ひとりじゃないよプロジェクト」です。
発起人はエッセイイストの小島慶子さん、ビジネス インサイダー ジャパン統轄編集長の浜田敬子さん、NPO法人ETIC.代表理事の宮城治男さん、アクサ生命保険代表取締役社長の安渕聖司さん、株式会社Will Lab 代表取締役の小安美和さん、一般社団法人 RCF 代表理事の藤沢烈さん、PR コンサルタントの若林直子さんの6名。
賛同人にはミモレでもお馴染みのエディター青木良文さんやサイボウズ代表取締役社長の青野慶久さん、BLAST Inc.代表取締役の石井リナさん、#Kutoo署名発信者の石川優実さん、ポーラ社長及川美紀さん、ゴールドマン・サックス証券副会長のキャシー松井さん、ジャーナリストの治部れんげさん、モデルの鈴木六夏さん、アーティストで東京藝術大学准教授のスプツニ子!さん、丸の内の森レディースクリニック院長の宋美玄さん、作家の平野啓一郎さん、新聞記者の望月衣塑子さんなど本当に本当にたくさんの方が名を連ねています。
収入が激減して困っているお母さんたちとその子どもたちのために衣食住をはじめとする生活支援、学習支援などを行っている団体を紹介し、支援したい人はそれぞれのサイトを訪れて直接寄付をする方式で、このプロジェクト自体に寄付をするというものではありません。
ひとりじゃないよPJが行ったCOVID-19(新型コロナウイルス)感染防止対策に伴うシングルマザー家庭への影響調査についてはサイトをご覧いただきたいと思いますが、私も特別定額給付金10万円の一部を寄付して少しでもお役に立てたらと思い、活動団体一覧を見てみました。そうすると…いっぱいある!!
それぞれのサイトを見て、現状を知ってほしい、だから活動団体のページを訪れて、直接寄付してほしいというのが「ひとりじゃないよPJ」の重要なコンセプトになっているわけです。さて、どうしよう。
私はとにかくお腹が空いている人がいるととても気になる性分のため、最初はとにかく食事の支援を行っている団体に絞って見ていこうと思ったのですが、見ていくうちに学習支援・教育支援、安全な居場所の提供など、全国に様々な活動を行っている団体があることが判明。読んでいくとどれも切実で緊急性が高い課題であることが分かりました。
ほんの一部ではありますがご紹介しますね。
「アスイク」は東日本大震災後に仙台で立ち上がったNPO法人です。現在、緊急食料支援×見守りプロジェクトを実施しています。生活保護やひとり親世帯などの学習・生活支援事業を宮城県内の3市21町村、700家庭以上の支援を行っていて、3月に集まった寄付金の使途は、受け取った家庭の声や困窮している状況に関するアンケートとともにすでにHP上のブログで公開されています。
沖縄では手取り年収125万円以下の家庭で暮らす子どもが全国の2倍、18歳以下の子どもの4人に1人が貧困状態だということをこのサイトを通じて知りました。休暇で沖縄を訪れる人は多いと思うのですが、意外と知らないのではないのでしょうか。休業や休校の影響で生活がさらに苦しくなっている家庭が多いはずで支援が必要です。
全国の「子ども宅食」事業を支援し、立ち上げ時の資金助成や伴走支援、後方支援などを行っています。「子ども宅食」は食糧支援であると同時に、LINEでの連絡や配送時の対面でのコミュニケーションを通じて、生活状況を把握したり、状況が悪化する時の予兆を見つけることが大きなミッションなのだそうです。ふるさと納税で支援することもできます。
病児保育で知られるフローレンスですが、現在、新型コロナこども緊急支援プロジェクトとして「医療的ケア児家庭」「経済困窮家庭」「ひとり親家庭」への緊急支援を行っています。「ひとり親家庭」への支援としては、フローレンスの訪問型病児保育を利用するひとり親会員の月会費無償化(5月・6月引き落とし分)、健康児・病児に関わらず一人当たり月16時間の無料保育サービスの提供、寄付を原資とした生活必需品の提供などがあります。
いかがでしょうか。私は知っていたようで知らないことが多いことに気付きました。
ひとりじゃないよ PJのサイトには、22日(金)現在、20の活動団体が紹介されており、ここに書いたのはごくごく一部です。特別定額給付金を申請するか迷っている方がもしいらっしゃいましたら、ぜひサイトを覗いてみて頂けたらと思います。
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