英国で一年のうち最もお天気が良いとされる5月から7月にかけて開催される、恒例のガーデンパーティー 。主催者はエリザベス女王で、ロンドンはバッキンガムパレスで3回、スコットランドで1回の合計4回も行われるほど、お気に入りのイベントです。招待されるゲストの数は毎年総勢3万人以上。お庭で提供される紅茶が27000杯、サンドイッチもケーキも20000ピースというからスゴいですよね。

女王はもちろん、他のロイヤルメンバーの皆様ももれなく参加される、いわゆるファミリーイベント。キャサリン妃もご結婚以来出来る限り毎年出席されています。

今回初めて、そのイベントについてお伝えするのですが、実はキャサリン妃はこのイベントでは着回しをされていることが多い!という事実も発見しました。
常に見られる立場であるプリンセスが、異なるシーンでイメージを変えながら、賢く着回しをされているポイントをご紹介します。
 

ガーデンパーティーでのロイヤルファミリーのドレスコードとは?

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2013年5月22日、バッキンガムパレスにて。コート/エミリア・ウィックステッド 帽子/ジェーン・コーベット クラッチ&パンプス/ラッセル&ブロムリー 写真:アフロ

ロイヤルスタイルの師範、エリザベス女王を筆頭に、王族の皆様方の装いは、肩、腕などを極力露出しないお洋服に、マストアイテムのお帽子。華やか&上品に、それがいつでもどこでも基本です。

このイベントでのキャサリン妃は、ブライトカラーではなくパステル系を選ばれることが多いのですが、これも女王の孫嫁、そしてロイヤルメンバーの中ではまだまだ若きお立場であるという、謙虚で控えめな姿勢の表れでしょう。義理の両親チャールズ皇太子ご夫妻とご一緒のキャサリン妃は、とても爽やかで華もあるカナリアイエローがとてもお似合いですね。
 

実はこの時は、ジョージ王子を妊娠中で産休寸前のキャサリン妃。それゆえ、コートもお腹が綺麗にカバーされるAラインのシンプルなデザインを選ばれています。
女王のお気に入り恒例イベントにおける上級ロイヤルの中での立ち位置、そして妊婦であることを踏まえた上での完璧なガーデンパーティー・ファッションです。

では、これ以外のキャサリン妃ファッションと、巧妙な着回しルックをご覧ください。
 

 

①初々しいピンクのワンピース
<2012年のガーデンパーティでは大振りのピンクの帽子に合わせて>

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2012年5月29日、バッキンガムパレスにて。ワンピース/エミリア・ウィックステッド 帽子/ジェーン・コーベット クラッチ&パンプス/L.K.ベネット 写真:アフロ

先述のガーデンパーティに参加された際もイエローのワンピースと同じブランド、エミリア・ウィックステッドのピンクのプリーツワンピースを着用のキャサリン妃。大ぶりの同系色のお帽子には大きなボウが付いており、かなりラブリー路線のデザインがこのスタイルの華となりアクセントになっています。ご結婚翌年で初めての参加という、初々しいキャサリン妃にピッタリですね。
当時、初夏のマストアイテムと称されたクラッチとパンプスをこの日もご愛用。現在もヌードカラーへの偏愛は変わりませんが、さりげなく進化もしているだけに、この頃が懐かしくも感じられます。
 

<2週間前には帽子なしで着用>

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2012年5月18日、ウィンザー城にて。ピンクサテンのクラッチ&パンプス/プラダ 写真:アフロ

実はピンクのワンピースが初お披露目されたのは、ガーデンパーティのわずか2週間前のこと。こんなに近い日程で同じワンピースを着回しされたことは、当時大きな話題となりました(笑)。ピンクのワンピースを初めて着用されたときのスタイルがこちらです。

ウィンザー城で行われた午餐会に出席された際のキャサリン妃。ランチであることや、いわゆるホスト役の1人であることから、お帽子は無し。リラックス感と華やかさを感じられるコーディネートにされています。

ビスポークで作られた人気デザイナーのワンピースに、ローズピンクのサテンのクラッチと同じく、サテンのパンプスを合わされ、素材感を変えた、ピンクのワントーンコーデで華やかさをプラスされていました。お帽子が無くとも、こんな風に小物に光沢感のあるカラーアイテムを合わせると、上品なゴージャス感が出ますね。

 
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