タレントの小林麻耶さんが、読者の方と「ほっとできる時間」を共有したい、そんな気持ちでお送りする連載です。

小林さんに人生を変えるヒントをくれたという「数秘」。友人に見てもらったことからその魅力にハマり、自ら診断できる資格を取得したといいます。それぞれに持って生まれた資質や能力がわかるため、仕事などでチームマネージメントをするうえで大きな武器にもなるそう。

 

そこで今回、ミモレ編集部を小林さんが分析。川良編集長に「数秘にみるマネージメント術」を伝授してもらいました。

 


「数秘」とは…
占術の一つで、「生年月日と名前は、自分が選んでくる」という考え方があり、そこから導きだされた数字には、さまざまなメッセージが込められていると言われています。とても歴史があり、「ピタゴラスの定理」でおなじみのピタゴラスから始まったそう。「もって生まれた数字をもとに人間の本質を探るもの」で、その自分が持っている数字はいくつかあって、才能や能力、自分はどんなことをすると満足するのか・喜ぶのか、人からの第一印象、社会での役割・使命、生まれてきたテーマなどが分かります。



自分の「持っている数字」を知り、その資質を知ることが第一歩


川良:これまでの小林さんの連載を読んで「数秘って面白いなあ」と思っていました。自分の資質や相性が突きつけられそうで、「知りたいけれど、知るのが怖い!」というワクワク感とドキドキ感でいっぱいです。

小林麻耶さん(以下、小林):本当に面白いんですよ〜。今回はその人の能力を示す「幸せ数秘」と持っている才能を示す「才能数秘」からミモレ編集部の皆さんを分析していきたいと思います。

それではさっそく、川良さんから。川良さんの幸せ数秘は「4」でした!
「4」という数字には、とても大切なメッセージが込められています。机も椅子も、脚が4本あるとしっかり立つじゃないですか。ですから「4」はしっかりと根を張った、樹木のようなイメージ。コツコツ真面目に努力ができ、諦めずに物事を最後までやりとげるのが4番さんの能力なんです。
幸せ数秘が「4」の川良さんは、土台となるルールや、これからの新しい「あり方」をつくるのがとても得意。この先何十年と続いていく「ミモレ」というメディアの土台を形作る、かなり重要な役割を果たしていくと思います。

川良:そうなんですか……。昨年7月に編集長になったときは、旅館の経営を任された女将のような気分になりました(笑)。私自身、ぐいぐいみんなを引っ張っていくタイプではないんですよ。なので「私が編集長ですか!?」という感じでした。

小林:4番さんはぐいぐい引っ張っていくタイプではないので、それはやらなくていいんです!

川良:それと、私、いろいろなことがとてもゆっくりなんです。話し方も行動も、早送りをしてちょうどいいくらい。Webの世界はとてもテンポが早いので、私のスピードでついていけるのか、という不安がありました。

小林:スピードの速いWebメディアだからこそ、川良さんの存在がとても大切なんですよ。みんなに癒しや心の安定をもたらす存在として、いつも大木のように「ドン!」と編集部にいてくれる。編集部員の帰るべき「ホーム」として編集部を守る、重要な役割を果たしているんです。
今は、とても不安定な時代じゃないですか。だからこそ、川良さんが編集長であることは、とても意味があることだと思います。
それに旦那さんも、川良さんがお家にいることで、帰るたびにホッとしているはず。

川良:ええっ、そうなんですか。人に自分について「いいこと」を言ってもらう機会はなかなかないんで、すごく嬉しいです(笑)。
 

「幸せ数秘」を伸ばすことが、自分や人をハッピーにする秘訣

 

小林:では、ほかの編集部員さんたちを見ていきますね。まずは、以前診断させていただいた、幸せ数秘「3」の片岡さんからいきましょう。
「3」という数字は「卵」と言われているように、クリエイティブな才能にあふれています。楽しみや喜びが大好きで、喜怒哀楽もすごくわかりやすいです。企画を考えるのは得意中の得意。そして、とっても人気者なんですよね。

川良:ええ、そうですね。すごくわかります。片岡さんは何をするのもとても速くて、仕事もそれこそ3倍速くらい。「思いつくと同時に動く」というスピード感と発想力には、いつも驚かされています。

小林:片岡さんは男性を象徴する「1」という才能数秘を持っているので、行動力が備わっているんです。
そこに楽しいこと大好きな「3」がプラスされて、興味のあることを見つけたら「みんな、こっちに行こうよ。イエ〜イ!」と人を引っ張っていく力がある。
だから多くの人が「これをカタチにするのは難しいだろう」と尻込みするような企画でも、片岡さんにアイデアをもらうと進むはず。それが片岡さんの興味をひくものなら、彼女がいつのまにか動いて、実現させてしまいますよ!

川良:すごい、当たってます。本当にその通り。

小林:幸せ数秘では、もともと持っている数字が表す能力を磨いていくことが大切だと考えます。ですから4番さんの川良編集長は、癒しや土台、安定をもたらす能力を活かしてマネージメントをするといいんです! 
リーダーとして向いている、向いていないと考えるのではなく、自分の能力を活かしたリーダーになっていけばいいんですよ。

川良:なるほど、本当に面白いですね。ではファッション班のデスク、朏(みかづき)はどんな数秘を持っているのでしょう?

小林:ズバリ、朏さんの幸せ数秘は「1」です。片岡さんの才能数秘と同じ数字で、リーダーシップを示しています。

川良:ええっ! 朏は自分で前に出るというよりは、2、3歩下がって出演者を立てるタイプなんですが……。

小林:わかります。すごく優しい方ですよね? それは、才能数秘が「6」だからなんです。6番さんは、人に優しくて面倒見がすごくよくって、お母さんみたいな人たち。お土産を買ったり差し入れをよくしたりする人は、「6」を持っている人がすごく多いんです。そして、美しいものが大好き。だから、ファッションセンスがもともといいんですよね。

川良:すべて、彼女にすっごく当てはまります!

小林:でも本来の幸せ数秘は「1」なんですよ。だから、「1」をもっともっと磨いていくことが、能力開花やさらなる幸せにつながるんです。もともと「1」を選んで生まれてきたから、ずっと「6」でいるままだとモヤモヤが募ってくるはず。行動力や意思力を発揮して、リーダーになっていかなければ!

川良:私もいま、朏には徐々に自分の現場を減らして、ディレクションの比重を増やしてもらいたいな、と促していたところなんです。

小林:さすが、その通りです! 優しいし控えめだから遠慮しちゃうと思うんですが、そこは川良さんが「あなた1番でしょ。リーダーにならなきゃダメ!」と気づかせてあげるといいんですよ。
また、ミモレなりの新しいオリジナルを作るには、朏さんの力がすごく必要。マツコ・デラックスさんは1番さんなんですが、あの方は唯一無二じゃないですか。朏さんも、同じ数字を持っているんですよ!

川良:なるほど〜。ではこれまで以上に、彼女らしさを伸ばせるようサポートしていきますね。

小林:でもどうしても「6」の遠慮が出ちゃうんですよね、きっと。1番さんのテーマカラーは赤なので、ケータイの待ち受け画面を赤にするとか、デスクの上に赤いものを置くと「はっ! 私、本当は1番だった!」と気づくかも。

川良:ここぞというときは、編集部員全員で赤を着ていくようにします(笑)。

 
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