スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

【スタイリスト大草直子】マスクがつらい暑い日に何を着る問題について<br />_img0

梅雨がすぐそこまで来ている感じ。じめっと空気が重いですね。そしてマスク。マスクはきっと、今後の私たちの日常の景色になっていくのだろうけど。なんか、今の気分はとにかくワンピース。さらさらゆらゆら、リラクシングなシルエットで毎日を過ごしています。

 

例えばマルティニークのチェックワンピース。1枚で着れば完成するから「超時短」だし、マルシェバッグやサンダルなど、カジュアルな小物とも相性が良いし。この1着みたいに自宅で洗えればパーフェクトですが、昨年買ったカオスのシルクワンピースなどは、「こんな新しい日常が始まるとは思えなかったから」、ドライクリーニング対応(笑)。でも良いの。今年もたくさん着よう。あ、4回くらい着てからクリーニングに出しますよ。毎回は生地が傷むのでやりません。1日着た後、ハンガーで風通しの良いところに架けておきます。タイトなシルエットではないから、あんまり汗じみとか気になりませんよ(笑)。何より、速乾性、呼吸する素材――シルクは実は、夏向きの素材♡ シーズンスタイルラボの洗えるカフタンワンピース、洗えないけれど、冬の終わりに買ったジル・サンダーのニット調ワンピースなど、あれ、本当に毎日ワンピースだな。

軽くて薄い素材のものが圧倒的に多く、寒暖差のある今、軽い羽織りを重ねれば、朝から晩まで対応可能。さらに、丈が長くて身体に張り付かないシルエット、というのがキーワードですね。

たくさん足してたくさん重ねて「武装する」というより、「はずしてマイナスして、軽やかに」というのが、「新しい日常」のルールになりそうです。
 

大草 直子

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甘いワンピースは、キャップやビーサンでラフに仕上げて。こんなふうに少し光沢がある素材は、きちんと感も保持できてパーフェクト。
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フィット&フレアなデザインなのに、お腹を引っ込めたりする(笑)必要がないワンピースでないと。洗濯物も少ないし、嬉しい♡

【チェック】

ワンピース#マルティニーク
バッグ#ロエベ
サンダル#ジュン

【黒のノースリーブ】

ワンピース#カオス
ジャケット#マディソンブルー
バッグ#エルメス
サンダル#ジェイクルー

【カフタン】

キャップ#海外で購入
バッグ#ロエベ
サンダル#ティキーズ

【黒の半袖】

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