先日6月6日は、SATCこと、ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の初放送記念日。
1998年6月6日に放送がスタートし、2004年2月22日に最終回を迎えたSATCは、今年で22周年だったのですね。今でもたびたび人々のあいだで話題になるあの人気ドラマが誕生してから、もうそんなに月日が経っていたなんてびっくり。
最近、あるお仕事で一週間くらい海外恋愛ドラマ漬けの日々を送っていたのですが、その中でSATCを見返す機会があり、改めて「よくできたドラマだな〜」と思いました。あの時代に、あそこまでアラサー世代の恋愛とセックスを赤裸々に描いたドラマって、本当に画期的。
SATCから学んだことは色々あるのですが、中でも、
・東京もニューヨークも、30代になると未婚のイイ男をみつけるのが難しいのは一緒
・一緒にいて楽しい上にセックスの相性も合う男性をみつけるのは奇跡に近い
・恋愛においてセックスの相性ってとっても大事
この3つがやはり大きかった気がします。あの4人も、しょっちゅう新しい相手とデートしては「ほかは完璧なのに、サイズがどうこう」とか悩んでいましたよね(笑)。
ドラマというより、もはや恋愛マニュアルと呼んだ方がいいほど、恋愛に関する名言が詰まったSATCですが、私がシーズン1で特にグッと来た名言をふたつ、ご紹介したいと思います。
「恋は自己防衛と引き際が肝心」
「40代の男は、ニューヨークタイムズ紙のクロスワードパズルみたい。複雑で難解すぎて、何が正解だったのかわからない」
前者は、アラフォー以降の恋愛でとくに大切なことだなと思うのと、後者は、年を追うごとにわかりすぎて、首がもげるほど頷きたい(笑)。なぜ40代の男性はあんなにもナイーヴで傷つきやすいのか? これについては座談会でもして取材したいし語りたい! それくらいに最近の私の課題のひとつとなっているのでありますが、この話はまた、別の機会に。
また、編集者と話していたら、最近の若者たちは「SATCの世界観がありえない」と感じているという、衝撃の事実が。SATCって、恋愛ドラマにおいて、もはや不動のクラシックだし、どの世代が観ても為になる恋愛の教訓だらけなのに!?
でも言われてみれば「お金持ちの男性と結婚するのが最高のステイタス」という男尊女卑的な価値観が透けて見えるところはあるし、ヒロインのキャリーたちのバブリーなライフスタイルは、現代にはそぐわないものなのかも?
SATCがビフォーコロナの恋愛ドラマの金字塔だとすれば、アフターコロナの恋愛ドラマはどんな風になって行くのか。そんなことにも思いを馳せてしまいました。
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