離婚はしたいけれど、なかなかタイミングが掴めずモヤモヤし続けている人は多いのではないでしょうか。一体離婚は、いつならしてもOKなもの? これまで3万件以上の夫婦問題の相談に乗ってきた離婚カウンセラー・岡野あつこさんが、離婚すべきか・しないべきかの見極め方を教えてくれました。

 


Sweet39さんからの質問

Q. 酒乱の夫にうんざり。でも、いつが離婚のベストタイミングなのか分かりません。


ズバリお聞きしたいのですが、「これが原因なら離婚すべき!」というのはどんな状況の場合でしょうか? 私の夫は突然、外資系の会社を辞めてきました。住宅ローンも組んだばかり、車も購入したばかり。娘は遠方の私立大学に通っていて一番お金がかかる時期。その後夫はなんとか就職しましたが、横柄な対応のためにすぐクビになりました。もともと酒乱で、なんの責任感も謙虚さもない夫にうんざりです。ただ、子供たちのことや金銭的なこともあり、離婚が正解なのか分かりません。今の状況の中、離婚タイミングや離婚しないという考え方をご教示いただけると幸いです。(44歳)
 

A. 精神面、経済面の両方で「得」なら、離婚のタイミングといえますが……。


離婚を考え始める要因は、浮気や暴力、借金など数多くあります。ですが実際に離婚を決意する要因となると、やはり“自分が精神的に苦痛になったとき”です。ただし何が苦痛になるかは人によって様々。同じ浮気でも、絶対に耐えられない人もいれば、「浮気は芸の肥やし」と受け入れてしまう女性もいるように……。ですからSweet39さんにとって、夫が酒乱であることがどうしても耐えられないのでしたら、今がそのタイミングと言えるでしょう。でもお金のこともあり、ためらっているのですよね。

このような場合、私は「精神面」「経済面」両方のポイントにおいて、離婚の損得を見極めるようアドバイスをしています。「精神面」では、夫のことを完全に嫌いか、少しは気持ちが残っているか、がポイント。もし少しでも気持ちが残っているなら、まだベストタイミングとは言えません。

全く気持ちが残っていないなら、次に見るべきポイントは経済面です。離婚をして経済的に損をするか、得をするか。たとえば離婚をしないと預貯金や家といった夫婦の共同財産を分けられない、といったような場合は離婚をしたほうが得です。しかし別れたら経済的にやっていけない、といった場合は、離婚するのは損といえるでしょう。

つまり離婚を考えている場合の決断のベストタイミングは、「夫を完全に嫌い」で「離婚したほうが経済的にも得」という時のみです。精神面、経済面どちらかで損をする場合は少なくともベストではないのです。Sweet39さんの場合、夫と別れると家や車のローンを返すことができなくなってしまうのでしょうか。でしたら、今は離婚のタイミングではないと言えるでしょう。

 
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