先週、キャサリン妃がビデオ動画を通じてメッセージを投稿されました。
コロナ禍でロックダウンの最中にある英国で、それぞれの人々のリアルな現状を捉えた画像を撮影&シェア(投稿)し合うといったコンテストを立ち上げられたキャサリン妃。

窓越しに祖母と孫が遊ぶ姿や、リモートワークとなった家庭内の様子、ソーシャルディスタンスを守りながら地域社会で楽しむ画像、疲弊して休む医療従事者達の姿、また新たな命の誕生など、厳しい現実を感じさせるものから心温まるもの、思わず笑みがこぼれる画像まで、まさに十人十色のシチュエーションや人生が見える、とても人間味に満ちたキャンペーンです。
最終的に100枚が選ばれ、キャサリン妃がキュレーターとなり、バーチャル個展が開催される予定となっています

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Duke and Duchess of Cambridge(@kensingtonroyal)がシェアした投稿 -

 

その締め切りが迫る中、動画でプロモーション活動をされたキャサリン妃でしたが、その時のファッションにも注目が集まりました。
なぜなら、着用されていたブルーのワンピースの登場が6度目だったから!

2012年から現在に至るまで、ずっと愛用されているワンピースとは?
そしてどんな風に着回されているのか、キャサリン妃に変わって解明します。
 

 

愛用の鉄板ワンピのブランドは?シルエットのこだわりは?


まずはワンピースのご紹介です。ブランドはステラ・マッカートニー、ご存知英国ブランドのもので、これは2012年フォールコレクションのデザインです。

クルーネックに半袖、一見シンプルなデザインですが、実は絶妙なダーツによってウエスト位置がアップし、スタイルがよく見え脚長効果を狙える、いわゆるキャサリン妃の鉄板シルエット。これがお気に入りの理由ですね。

素材も、湿気が少ない英国ではほぼ一年中愛用ができるクレープに、ストレッチ入りと着心地が◎なのも嬉しいところです。

色はエレクトリックブルーで、やはりロイヤルカラーのブルー系というのが、キャサリン妃にとって最も着回しされる色といえますね。
以前は、スポーツ公務=ブルー、とシンプルな選択でしたが、最近ではそれに加え、平和や自由の象徴といった意味を込めてもお召しになっているようです。
 

パターン1:初めてブルーワンピースを着用された2012年ロンドンオリンピック関連の公務

2012年7月に撮影。ワンピース/ステラ・マッカートニー ネックレス/カルティエ 靴/プラダ 写真:Splash/アフロ

初お披露目のこの時は、ロンドンオリンピック関連のお仕事のとき。五輪のイメージでネックレスは、カルティエのトリニティをお着けになっています。

ワンピースの色が鮮やかな分、小物はネイビーでクールダウンさせ、落ち着いたイメージに仕上げていらっしゃいますね。
 

パターン2:ワンピースに愛用の紺ジャケットをプラス

2012年8月、ロンドンオリンピックのテニス観戦にて。ジャケット/スマイス クラッチ/ラッセル&ブロムリー サングラス/ジバンシィ 写真:Abaca/アフロ

なんと翌月にはワンピースを着回し!早いっ(笑)。当時、そんなところも節約家の英国国民に好感がもたれました。

ロンドンオリンピック会期中、テニスの試合観戦にいらした時には、ジャケットをプラスして、フォーマルにアレンジをされたキャサリン妃。
ジャケットに定評があるカナダブランド、スマイスのもので、キャサリン妃が色違いで所有されているほどのお気に入り。
 

パターン3:ジョージ王子との初の海外公務で、親子でカラーリンクコーデ!

2014年、オーストラリアを公式訪問した際、キャンベラ空港にて。写真:Backgrid/アフロ

生後9ヶ月のジョージ王子を同行しての海外ツアーで、ワンピースを3度目の着回し。
片手で息子を抱いてハイヒールで、皆が注目するなか飛行機のタラップを降りるという、見ているこちらの方がハラハラした状況の中、ワンピースを1枚で着用。

初回とほぼ似たコーデに見えますが、実はパンプスをサテンからスエード素材へ変更。トリニティのネックレスは、小ぶりでシンプルなデザインのものへと変えられました。
なぜなら、この日のポイントは愛する我が子とのお揃いのカラーコーデ!爽やか&綺麗なブルー×ネイビーのコーデが、見事にリンクしています。

 
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