そうと決まったら実行するのみ。まずは、２人の理想とする生理ショーツを一緒に作ってくれる製造会社を探しました。
「海外で安く作ってくれるメーカーさんもあると思うんです。でも、それではダメ。『メイド・イン・ジャパン』にこだわりたかったんです」（高橋さん）。
お願いしたのは九州にあるベビー用肌着からシニア向け尿もれ下着まで医療や介護施設などで使用する製品を数多く製造しているメーカーさん。日本の“尿漏れショーツ”の製造技術は世界一とも称されるほど、巧みな技術を持っているそうです。
「一緒に作ってくれるメーカーさんも見つかり、具体的な製作の話になったのですが、機能性はもちろん、デザイン、型、穿き心地など『あれもしたい・これもしたい』という想いがいっぱいありすぎて、『こんなたくさんの注文に応えられる自信がありません。他を当たってください！』とドン引きされました（笑）。『早く世に出したい！』という想いが強すぎて突っ走っていましたね」（山本さん）。
一番こだわったのは「吸収量」。
「ナプキンを取り替えなくても良い吸収量の高いショーツを作って欲しいとお願いしました。生理が多いとされる2日目の経血量は30〜50ミリリットルと言われています。それをはるかに超える吸収量を備えるショーツを作りたいと提案したのです」（高橋さん）。
試作を試しては改良の相談……その繰り返しで、「本当に完成するのだろうか？」と不安がよぎることも。でも、「中途半端に妥協することだけはしたくなかった」と２人は言います。
振り返ると2年半（！！）という年月を費やして、ようやく完成したこだわりのショーツ。
先行して試してみたのですが……今までに体験したことのない驚きと感動がありました。
５層のテクノロジー構造で、120ミリリットルの液体をしっかり吸い込み、しかも47センチのロング仕様。撥水加工処理をしているため、万が一の“漏れ”にも対応。だから、就寝中も安心できます。
さらに、生理中のにおいや「体を冷やさない温もり」も備えたという点は嬉しい限り。特に、「テラヘルツ波」を放出するテラヘルツ鉱石をパウダー状にして生地にプリントしたという技術は、生理中の冷えや痛みを軽減するといいます。これは女性ならではの配慮ですよね。
ほどよくフィットするボクサータイプのショーツというのも安心材料でした。生理だということを忘れてしまうくらい穿き心地が良かったし、洗濯もすごく簡単。お風呂に入る時にショーツを手洗いし、あとは他のお洋服と一緒に洗濯機で洗うだけ。これは本当に便利です。
なぜ、「もっと早く開発してくれなかったのだろう…」と感じたくらいです（笑）。
「ノーストレス」ってこんなに気持ちのいいものだったのかと、１回の使用で実感しました。
６月１日からクラウドファンディングプロジェクト「CAMPFIRE」で先行予約発売を募っていますが、数日で3000万円を超える反響があったとか（〜7月15日まで）。
２人の元には「1日中立ち仕事でトイレへ行く時間もないから嬉しい」「障がいを抱える子どもに使わせたい」など、たくさんの声が届いているそう。
「この商品に期待を持ってくださっている方々がたくさんいらっしゃることに胸が熱くなりました。“苦労した甲斐があった”というのはまさにこのことを言うんですね」（山本さん）。
「皆さんからの声を元に、さらなる商品も考えています。下着の色を心配しなくてもいいカラー展開や小さなお子さんでも使えるスモールサイズ、さらに大きなサイズの開発も進めています」（高橋さん）。
と嬉しいお話。
諦めずに作ってくれてありがとう、と感謝せずにはいられない画期的なアイテム。このショーツを使うことで皆さんの生理のストレスが軽減されますように。
今後は
7/15〜29 Amazonでの予約販売、
7/30〜シンプリスのHPサイトオープンとAmazonにて販売予定。
ご興味にある方は是非、チェックしてみてください。
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