シンプルでハンサムな私服コーディネートが人気のエディター昼田祥子さん。パンツ派の昼田さんがこの夏ははきたくなったというスカートとはいったいどんなものでしょうか?滅多に手に取らないアイテムでも失敗しない選び方と着こなし方を教えてもらいます。

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こんにちは、エディターの昼田です。
普段はパンツばかりで、スカートをはくことは滅多にないのですが、季節も半ばに差し掛かり、手持ちの服がマンネリすると、突如「スカートはきたい!」という気持ちがやってきます(笑)。いつもはかないからこそ、気分転換の飛び道具みたいな感じですね。


辛口なパンツ派のスカート選びは、長さが重要!


何をはこうか、気になるものをピックアップしてみたら、全てのスカートに共通していることがありました。それは「とにかく長いこと」。昔のヤンキーのようにひきずるほどに長い方が、“辛さ”を表現できるからか、はいていてもしっくりきます。


ということで、選んだ3つのスカートをご紹介していきますね。


おしゃれなうえに高機能ではきやすい、エブールのロングスカート

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スカート[着用サイズ:38]/エブール トップス/スローン ビーサン/ユナイテッドアローズ バッグ/ノーブランド サングラス/マイキータ

キャメルのスカートはエブールの秋冬の新作。私の身長(168㎝)でくるぶしくらいの丈で、タックとドレープでたっぷりと分量感があるわりにはものすごく軽量でびっくりしました。重そうに見えますよね(笑)。裏地が接触冷感に優れているキュプラ素材だからか、肌に触れたときのドライでさらっとしたテクスチャーが気持ちよく、ずっとはいていたくなるほどの着心地です。

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こうやってスカートをはいてみて改めて気付いたのですが、私、ワントーンが大好きなんだなと。スカートのキャメルと相性のよさで選ぶなら、ブルーとかネイビー、白や黒も当然ありですよね。でも同系色のニットポロシャツで全身ベージュにまとめるのが一番しっくりきました。そのぶんヘアやサングラスの黒で引き締めています。
大人のブランドだけあって、シルエットはエレガントだし、素材選びもさすが、といった感じ。今から秋冬目線で活躍するスカートをお探しの方には絶対候補に入れていただきたい一着ですね。
 

 

脚長効果に感動するカオスのハイウエストスカート

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スカート[着用サイズ:38]/カオス トップス/スローン ビーサン/ユナイテッドアローズ サングラス/ジュリアスタートオプティカル

カオスのスカートは脚長効果がすごいこと(笑)。それはウエスト幅が太め、かつハイウエストのおかげですね。きゅっとウエスト位置を引きあげて、裾にかけてたっぷりと広がるシルエットは、どなたでもテクニックなしにスタイルよく見せてくれます。
生地はリネンライクで爽やか、ハリ感がエレガントなシルエットを後押ししてくれるのでシンプルながら存在感のある一着に仕上がっています。

パンツ派は「甘くならない」マキシスカート一択!【エディターの結論】_img3

 

この贅沢な生地の使い方が大人ですね。やっぱりこのスカート、体のバランスがきれいに見える(笑)。

私の身長(168㎝)でくるぶしがすっぽり隠れるロング丈です。「ちょっと長め…」という方でもヒールのあるサンダルで合わせるなど、丈は長めに楽しみたいですね。合わせやすく、シンプルでいてスタイルアップな一着を探していらっしゃる方にぜひおすすめしたいスカートです。

エイトンのスカート

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スカート[着用サイズ:01]/エイトン トップス/エイトン ビーサン/ユナイテッドアローズ サングラス/オリバーピープルズ

また気がつけばワントーン(笑)。
このエイトンの黒スカートはとてもユニークな素材です。薄手かつ透け感があり、鹿の子といってポロシャツを想像していただくと分かりますが、表面に凹凸がありチュールのような軽やさがあります。風が通るので、30度超えの暑い日も気持ちいいですよ。それなりのボリューム感があるので透け感が軽減されているのもポイントです。

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こちらは、同じコーディネートのまま、トップスをスカートにイン。
ウエストゴムはとてもはきやすい一方で、カジュアル見えしたり……。でも、これは本体と同じ生地でウエストを覆ってあるので、トップスインも恥ずかしくないです。
黒のスカートはやっぱり使いやすくて持っておきたいけど、涼しく着たいし、軽やかに見せたい。そんな人にはぴったりの一着です。

たまにやってくる「スカート熱」ですが、そんなときに頼りになるのは、カオスやエブール、エイトンのような大人のブランドですね。新規投入でフレッシュな気分を楽しみたいです。

撮影・出演・スタイリング・文/昼田祥子
構成/高橋香奈子
(この記事は2020年7月28日に掲載されたものです)

 

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