タレントのアン ミカさんとともに、人生の第二ステージ「セカンドステージ」を前向きに考えていく連載です。
夫婦・親・子どもとの関係や職場の人間関係や自分自身の将来や健康など、人生の第二ステージを前にしたミモレ世代の悩みのタネは尽きません。今回はミモレ読者から寄せられたお悩みをアン ミカさんとともに考えていきます。
日常の変化を嘆くのではなく、この悩める時間を、これからの人生を前向きに舵取りしていくための準備期間に充ててみませんか?
【恋愛のお悩み】
海外在住の同級生に恋をしてしまったシングルマザーです。
彼とは2年前にSNSで再会し、メールのやり取りをしていましたが、先日一時帰国の際に25年ぶりに再会しました。メールでは、彼が世界中で見てきた美しいものや私の知らないことをたくさん教えてくれて、そして子育てや仕事の悩みにもいつも真剣に相談に乗ってくれていました。
久々に会った彼はメールの文面そのものの素敵な人で、とても楽しい時間を過ごしましたが、彼の心には想う人がいると直感しました。
彼への思いを断とうと今はメールを控えていますが、美しい夕焼けや欠けていく月を見ると「彼ならどういう言葉でこれを表現するのだろう」と思い出してしまいます。そして、仕事や思春期の子育てで息詰まると、また今までのように助言を求めたくなる自分がいます。
これは執着、依存の心でしかないと思うのです、そんな心を持ち続ける今の自分が私はあまり好きではないのです。仕事では努力したぶん、自分自身の幸せ感が増していきますが、彼との関係においては自分自身の力ではコントロールできないことがある……。それをわかっているのに、また彼を頼ってしまいそうになる自分をどう扱えばいいのか。アン ミカさんの心のアドバイスをよろしくお願いします。
(*moss*・46歳)
とてもピュアな想いに、胸がキュンとしてしまいました。
*moss*さん、ご相談ありがとうございます。
とても素敵なお話で、読んでいて胸がキュンとしてしまいました。いいエッセイを読んだような気持ちです。
何がきっかけで“彼の心には想う人がいると直感した”のかはわかりませんが、彼の想う人があなただという可能性はありませんか? 私はポジティブにそう考えてしまうタイプです(笑)。
ただ、たとえ彼に別の想い人がいたとしても、お互いが独身同士であるのならば可能性はゼロではありません! 一時帰国という忙しく貴重な時間の中であなたと会う時間をつくったということは、彼にとってあなたは“会って話したい存在”であり“連絡をとっていて心地よい相手”であるということです。
世界中で見てきた美しいものをシェアしたり、子育ての相談に乗ってくれるというのも、たくさんの人に同じことをしているわけではないでしょう。
彼への想いを断とうと今はメールを控えている……とのことですが、彼からあまり連絡をしてほしくないと言われたわけではありませんよね? こういった思い込みからの独りよがりはやめましょう! 次のページでお話していきますね。
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