ミモレの前回の連載では、男性にときめくときのポイントも含めて、「シラフで話す内容じゃなかったですね」と笑いながらも、ご自身の恋愛観について語ってくれたともさかりえさん。今回はかわいい初恋の思い出から、すでに女優としてした活躍していた学生時代の恋について教えていただきました。
そして今明かされる、ともさかさんに大きな影響を与えたという、大人の男性との恋とはーー?
――前回はともさかさんの恋愛観について伺いましたが、さかのぼって、初恋はいつ頃ですか?
私の初恋の話、そんなに面白くはないですけど、いいですか(笑)。
小学校3年生くらいの頃に好きな男の子が3人いました。ヨシズミくん、コンドウくん、イランから転校して来たモハマドくん。いやぁ、モハマドくん、かわいかったな〜(笑)。
恋心と括るには幼すぎるけど、バレンタインも堂々と3人にあげました。だから初恋というよりは、もっとほんのりした感情だったような気がします。
――お仕事を始めてからは、自由に恋愛できない環境になったわけですよね。
通っていた堀越学園は恋愛禁止だったから、男の子と仲良く話しているだけで先生に注意されるくらいで。もちろん仕事的にもオープンにはできなかったけど、でも高校時代は普通にお付き合いしていた少し年上のボーイフレンドがいました。もちろん(堂本)剛さんではないです(笑)。
当時は休みなく仕事をしていたから、わずかな時間を作って彼と会うために事務所のスタッフさんたちにも協力してもらっていました。ありがたかったですね。
人生でいちばん忙しく過ごしていた時期だったから、ドラマ撮影中の睡眠時間なんて、毎日1〜2時間とかだったし、とにかく自分の時間がない。でも実際はそういう物理的な忙しさ故にというよりも、自分の「立場」が許してくれないというのが現実でした。
普通の学生みたいに映画を見たりカラオケに行ったり、ベンチに座ってお喋りしたり、放課後にデートしてみたいなぁ……ってずっと思っていました。やっぱり年齢に見合った経験はするべきなんだなと、いま改めて痛感しています。
「私は人として真っ当な青春時代を送ることができなかった」という被害者意識みたいなものに、ずっと苦しめられてきたというか、大人になってからそのしわ寄せがきている気がするんです。
あの頃は本当に沢山の仕事と出会えて、ありがたい時間だったなと、今なら素直に思えるけど、当時は幼心に背負いきれないプレッシャーみたいなもの含めて、本当にしんどかった。特殊な学生時代だったと思います。
――初恋、そして少し年上のボーイフレンドときて、どんどん立場的にも時間的にも恋をすることが難しくなると思うのですが、印象に残っている恋愛はありますか?
私は「19歳」という時間を、自分の人生の大きな節目と考えているんですけど、その時代に付き合っていた男性には大きな影響を受けました。その人の存在があったから今の私があると言い切れる。30歳近く歳が離れていたので、当時の私にとっては、彼の存在自体が未知のものだったなぁ。
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