すっぴん爪を育てるために、まずはあなたの爪をダメにする3つの「お手入れのウソ」をお伝えしておきましょう。

①「爪切り」を使うのは爪の破壊行為


多くの人は、爪を切るときに、刃と刃の間に爪をはさんで切る金属製の爪切りを使っていると思います。

実は、爪切りでカットすることは、爪に大きなダメージを与えます。

自信がもてる自爪にするなら爪切りは使ってはいけない【ネイルケア新常識】_img0
 

そもそも、爪は1枚に見えますが、実は上層、中層、下層の3層構造になっています。上層は縦の線維、中層は横の線維、下層は縦の線維でできています。

自信がもてる自爪にするなら爪切りは使ってはいけない【ネイルケア新常識】_img1
 

3層の湾曲した爪を、無理にまっすぐにして、固い爪切りでパチンと切ることになります。すると、衝撃で層がはがれて、二枚爪の原因となります。二枚爪とは爪が先端のほうで薄くはがれた状態のことです。

 

爪を切りたいときは、金属の爪切りよりも爪用の紙やすりがおすすめです。爪用の紙やすりは、「ネイルファイル」とも呼ばれます。

紙やすりを使うと、爪切りでバチンと切るより少し時間はかかりますが、爪への負担が減り、爪のピンク部分が減りませんし、形も整えやすく、二枚爪にもなりません。美爪をめざす人には、欠かせないアイテムです。

② 爪の「表面を磨く」と半年間も弱い爪のまま


「爪の表面を磨く」というお手入れ法があります。ツヤツヤでキレイになります。でも、爪の表面を磨き続けてしまうと、爪は薄くなり、かわいそうなほど弱くなってしまいますので、おすすめしていません。

自信がもてる自爪にするなら爪切りは使ってはいけない【ネイルケア新常識】_img2
 

一度爪の表面を磨くと、爪が伸びた根元の部分が気になって、再び爪磨きをやってしまいます。しかも、伸びたところだけでなく全体を磨きます。

すると、爪の先にいくにしたがって、二重にも、三重にも削られてしまうため、爪の先端のほうは相当薄くなって弱くなり、最悪の場合、割れたり、折れたりします。

爪は根元から爪先に向かって伸びていくのであって、厚みの方向に成長することはありません。削って薄くなったら、爪が生え変わる半年間はそのままなのです。