みなさん、「リンパマッサージ」と聞いて何をイメージされますか?むくみが取れる、痩せる……など、“美容”という二文字ではないでしょうか。もちろんどちらも正解です。でも本来の価値は“健康”と密接に関わっている奥の深い施術なんです。

最近よく耳にするのが「免疫」という言葉。「免疫」とは、ウイルスや細菌から体を守り戦う防御システムのこと。発熱、喉が腫れる……それらの症状はすべて「免疫」がウイルスや細菌と戦ってくれている証拠です。そして、その「免疫」の力を上げてくれる立役者が「血液」と「リンパ」です。

久優子さん監修の『1日3分!さするだけで免疫力が上がるリンパマッサージ』で紹介されている「久式リンパマッサージ」は、強い力をかけず、リンパの流れに沿って全身を“さする”だけ。誰でも手軽に出来るリンパマッサージを、一部抜粋してご紹介します。

 

さすって循環する体になることで免疫機能もアップ


「血液」と「リンパ」には、老廃物(ウイルスや細菌を含む)の回収、体内の水分バランスの調整、免疫機能など、体を健康に保つための重要な働きがあります。そしてそれらはすべて、“きちんと流れ、循環している”ことによって発揮されます。

でも残念なことに「リンパ」はとても滞りやすいもの。もともと流れはゆっくりで、筋肉の動きや呼吸、心臓・血管の拍動を受けて流れをスムーズに保っているのですが、外的影響(血液の悪化・運動不足による筋肉運動の低下・食生活の乱れ・ストレス)ですぐに滞ってしまうのです。そうなると、老廃物や毒素がどんどん溜まり、関節が硬くなり、むくみ、免疫力が落ちて、病気にかかりやすくなる原因のひとつに。

そこでオススメしたいのが「久式リンパマッサージ」です。今回は、皮膚表面下に、網の目のように張り巡らされたリンパを「さする」ことで刺激し、リンパと血液の流れを改善するマッサージ方法をご紹介。疲れも取れ、副産物としてむくみも取れる効果も期待できます。

 
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