タレントのアン ミカさんとともに、人生の第二ステージ「セカンドステージ」を前向きに考えていく連載です。
夫婦・親・子どもとの関係や職場の人間関係や自分自身の将来や健康など、人生の第二ステージを前にしたミモレ世代の悩みのタネは尽きません。今回はミモレ読者から寄せられたお悩みをアン ミカさんとともに考えていきます。
日常の変化を嘆くのではなく、この悩める時間を、これからの人生を前向きに舵取りしていくための準備期間に充ててみませんか?
【恋愛のお悩み】
59才のシングルマザーです。2つ年上のバツイチの彼のことで相談です。
彼とは、私の勤務する銀行の顧客として知り合い、すぐに意気投合してデートするようになりましたが、彼の離婚は母親と兄弟しか知らず、また元奥さんに、事務を任せているので、私を「恋人として紹介できない」と言います。「でも65才で廃業するので、籍を入れるかどうかは別にして一緒に暮らしたい。自宅兼事務所も建て替えるから」と、言ってくれています。
ただ、仕事が大好きな人で、日曜もたまにしか休めない。たまの休みは、寝ているか好きなハーレーをカスタマイズしているか。忙しい時期は、半年位は会えません。
太らないように、きれいに歳を重ねる努力をしていますが、廃業まであと4年。不安になったり、寂しかったりします。そんな気持ちを、彼にぶつけたほうがいいのでしょうか?アドバイスをよろしくお願いいたします。
(Honey・59歳)
あなたも心のどこかで彼のことを信じきれていないのでは?
Honeyさん、お悩みを寄せていただきありがとうございます。
勝手な推測かつ失礼な言葉かもしれませんが、本当にちゃんと付き合っていますか?というのが、お悩みを読ませていただいた率直な感想です。
離婚後に新しくできた恋人をまわりに紹介できない、という気持ちはまだ理解できます。いろいろ詮索されたりするのが嫌だとか、説明するのが面倒な方もいるだろうと思うからです。ただ引っかかるのは「忙しい時期は半年会えない」というところ。どんなに仕事が忙しくたって、15分の時間もつくれないということはないと思うのです。そこに違和感を感じました。
しかも、彼はたまの休みは寝ているか、ハーレーのカスタマイズをしているんですよね。恋人に会うことよりも趣味や睡眠が優先。きっと一緒に暮らしてもそうやって自分のことを優先する方なのだろうとは思うのですが、そんなタイプの人が果たして本心から「一緒に暮らしたい」と思っているのでしょうか……。彼の言葉と行動がちぐはぐに感じます。
実は、Honeyさんも心の中では気づいているのではないでしょうか? 彼のことを疑ってはいませんか? 今回のご相談は「不安になったり寂しく思う気持ちを、彼にぶつけたほうがいいでしょうか」ということですが、これはもう、ぶつけてください。むしろ、今回お悩みを寄せてくださったということは、こういった不安を口にせずに来たということですよね。半年会えないこともあなたが了承しているから会えていないと思うので……。それが心配です。
不安や寂しい気持ちは日常生活に影を落とします。いい大人になって「寂しい」などと言うのは理解がない女性と思われるのでは……と不安に思っているのかもしれないですが、不安な気持ちがあるのはいくつであっても当然です。その気持ちを恋人にぶつけるのは何も悪いことではありません。
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