「好きを伝え、つなぎ、つながる」をキャッチコピーに、4月からスタートした〔ミモレ編集室〕では、月1回「ライティング講座」がオンラインでライブ配信されて、メンバーのみなさんと学んでいます。講座の講師はミモレ副編集長のバタやん先生(川端里恵さん)です。前回は「【Webライティング基礎編】 書く前の準備『構成』とは」をテーマに、普段忙しくて書く時間がなかなか取れない人ほど、いきなり書き始めるのではなく「構成」を考えたほうが結果的に時間の短縮になることを学びました。

今回第5回はいよいよライティングの核心にせまる「Webライティングに必要なもの ③ファンを作る」です。バタやん先生の講義を〔ミモレ編集室〕メンバーのたまこがレポートします。

 


そもそもファンって必要?


自分で何か配信したいけれど、ファンを作るってなんか大それた気がすると思った方もいるかもしれません(私も思ってました)。しかしバタやん先生曰く、ファン作りはとても重要とのこと。

なぜならWebライティングはブログなど誰でも気軽に始めることができます。でも続けるのはとても難しく、続けるためには文章力も必要ですが、なによりモチベーションが大事です。読み手が満足していることが伝わると、書き手としてもっと期待に応えたい、もっと伝えたいという良い循環が回ります。この循環を回すには、自転車と同じように、最初の漕ぎだしに一番力がいります。循環がうまく回り始めるまで頑張るモチベーションを保つために、読んでくれるファンが大事になるのです。

 

Webは雑誌と違って、多少記事の大小はあるものの、プログラム上、自由なレイアウトが苦手で記事の一覧性と規則性を重視します。そのため有名な人でも、一般の人でも、同じスペースで並び、扱いも同じになります。ということは、一般の人でもファンを作りやすい環境にあると、バタやん先生は語ります。

またWeb記事は時系列で表示されるので、新着記事が最も強く、誰でも自分の記事がトップに躍り出る瞬間があります。

現在は個人のSNSが力を持っていて、何を、ではなくて、誰が、発信しているかにみんなの興味が集中しています。みなさんもAmazonやZOZOなど見ていると、時々「あなたへのおすすめ商品はこちら」というような、興味がありそうな商品がタイムラインで紹介されることがありますよね。記事も同じように、その人の興味がありそうな記事がタイムラインにあがってきます。今後はさらに精度もあがってくることを考えると、ますますみんなが同じものを見ていない状況は加速して、より個人の関心に寄り添うことになります。


ファンになる法則って?


広告のマーケティング理論は色々ありますが、まずは知るという認知、そのあと素敵!や面白そう、などの感情があって、買ったり行ってみたりといった行動につながります。なにはともあれ、まずは認知してもらうことが重要です。

じゃあ、認知を獲得するにはどうしたらいいの?

バタやん先生によると、認知の獲得には3つのポイントがあるようです。

 

1.頻度をあげる
ブログや連載を始める時は最初が肝心。月一ぐらいの更新で、のんびり書きたいなという気持ちをぐっとこらえて、最初の1カ月間だけでも毎週記事をあげるなど、更新の頻度をあげて、印象に残るようにしましょう。

2.特徴を出す
名前を覚えてもらうのはそれほど重要ではなく、○○の人として認知してもらうことが大事です。自分で意図的に特徴を出しましょう。お決まりのフレーズや好きなものなど、同じテーマを最初に繰り返して、読者が「この人はこう書くだろうな」と予測できてくると、その読者はすでに結構あなたのファンになっています。

3.公私のミックス
自分を出さないとファンがつきにくいし、自分のことばかりでも読者が離れてしまいます。自分の文章の中の、How toやレシピなど役立つ情報と、何故自分はこの情報を出しているのかという自分語りの部分のバランスが大事です。

バタやん先生の講義を聞いて、発信するということは書き手から読み手への一方通行ではなく、書き手の「好き」に共感してくれた「ファン」=「仲間」と一緒に発信していくということなのだと思いました。

いまは好きなこと、得意なことが何かにつながる時代になっています。自分は何を伝えたくて、どう伝えたら読み手に興味を持ってもらえるか、試行錯誤しながら発信していくことは、すぐに生業にはつながらないかもしれませんが、良いことにつながっていくのではとバタやん先生は語ります。

バタやん先生の講義を聞きながら「好きなこと、得意なことが何かにつながる時代」って素敵だなと思いました。みなさんはいかがですか?

講座終了後、〔ミモレ編集室〕のメンバーのみなさんとの懇親会にも参加して、初めて会うメンバーさんと講座の感想を話し合ったり、和気あいあいと楽しい時間を過ごしました。次回は「クリックされてなんぼ! ①「タイトル」力を上げる」です。タイトル次第で読んでもらえるかどうかの決め手になるので、いつもタイトルは大事だなぁと思いつつ、どうつけたらいいか苦労されている方も多いのではないでしょうか。ご興味のある方はぜひ〔ミモレ編集室〕に入って一緒に学びましょう~。

たまこさん

初めまして。読書とラグビー、日本酒が好きです^^ 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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