女性特有の不定愁訴の場合、薬で症状をおさえられたとしても、いつまで飲み続けていいのか不安になるものです。長期間服用によるリスクの有無、またやめどきは? 女性にとって身近で気兼ねなく相談できる生涯のかかりつけクリニックを目指し、婦人科診療とエイジングケアの最先端治療をおこなっている『成城松村クリニック』の松村圭子院長に、その判断目安を伺いました。

 


aikooさんからの質問

Q. 漢方薬や低用量ピルって、どれくらい飲み続けていいものですか?


38歳頃から生理不順になり、漢方24番を処方され飲み始め、今は低用量ピルのヤーズも服用し、体調は良いです。が、ずっと飲み続けて良いのか?とも思います。アドバイスをお願いします。(44歳)

 

特別ゲスト 松村圭子先生の回答

A. 漢方は調子がいいなら飲み続けてOK。ただし低用量ピルは注意が必要です。


漢方24番というのは加味逍遙散ですね。女性の不定愁訴に用いられる代表的な漢方薬です。こちらを飲まれて体調が良いのでしたら、飲み続けて良いと思いますよ。ただし低用量ピルに関しては、一般的には40歳以降は血栓症のリスクが高まるとされています。aikooさんは44歳ですから、そろそろやめることを検討してもいいかもしれませんね。もちろん必ずしも血栓症を起こすわけではありませんが、そのようなリスクがあることは理解したうえで判断されてください。

加味逍遙散のほうは、一般的には長期服用をしても問題はないとされています。ずっと飲んでいて体調が良く、副作用がないのでしたら大丈夫だと思いますよ。ただ、体質というのはずっと同じというわけではありません。変わることもあるものですから、今は効いている漢方薬も効かなくなってくることはあります。そのような場合は医師に相談して、体調に合わせて変えていくことも必要だと考えておいてくださいね。

PROFILE
 取材・文/山本奈緒子

 

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