タレントのアン ミカさんとともに、人生の第二ステージ「セカンドステージ」を前向きに考えていく連載です。

夫婦・親・子どもとの関係や職場の人間関係や自分自身の将来や健康など、人生の第二ステージを前にしたミモレ世代の悩みのタネは尽きません。今回はミモレ読者から寄せられたお悩みをアン ミカさんとともに考えていきます。

 

日常の変化を嘆くのではなく、この悩める時間を、これからの人生を前向きに舵取りしていくための準備期間に充ててみませんか?

 

【画像】アン ミカさん華やかなオンとオフ>>


今回お悩みを寄せてくださったのは、コロナ禍の外出自粛により「もしかしたら一生ひとりかも……」と悩み、職場での上司との関係にも問題を抱えている女性です。様々な角度から現在のお悩みをいただいたので、こちらを全部アン ミカさんが読み、お答えします。

【恋愛のお悩み】

3年間、誰かを好きになれていません。3年前には、女性関係は酷かったですが、国際恋愛をし、とても楽しかったです。

コロナ禍のため大好きな海外にも行けず、気持ちが沈むばかりです。自粛しているうちに「パートナーがいれば、どれだけ心の支えになるのだろう……」と思えば思うほど気が沈みます。

恋をしたいですが、アプリに手を出すことに抵抗があります。周りに話しても特に紹介はなく……。一生1人かな、とへこみます。
 

【人間関係にまつわるお悩み】

職場で課長からいじめられ、1年半、周りからみたら短いかもしれないですが、耐えてきました。ストレスで帯状疱疹が出ても、心配するのではなく避けられる日々。帰り道、通勤前、辛くて辛くて泣きました。睡眠薬を買い、静かに死にたいとまで思うようになりました。家では泣き叫びました。ストレスに弱い私がだめなのでしょうか。
 

【キャリアにまつわるお悩み】

私はコーヒー、アロマ、英語が大好きです。「好きなことを仕事にしたい!」と思いますが、なかなかどれを絞るか決められていません。転職を2回していて気持ちは焦るばかりです。ミカさんは、どのように選択してこられましたか。
 

【セカンドステージを前にして】

心に余裕を持って、心身共に健康で、明るい女性でいたいです。ミカさんが心身共に気をつけ、意識されていることを具体的に教えていただきたいです。
(Jessicaさん・26歳)


本来のあなたを取り戻すために、まずしてほしいこと


Jessicaさん、ご相談ありがとうございます。まだ26歳とお若いのに、ちゃんとご自身を律して自粛していて、とても偉いと思います。

お送りいただいたお悩みをすべて拝見させていただきましたが、Jessicaさんはとても明るく・健全で・まっすぐな方なんだろうなという印象を受けました。過去に国際恋愛をしていた相手の女性関係はひどかったとしながらも、それを引きずるのではなくとても楽しかったとポジティブに昇華しているし、キャリアとしてやっていきたいことも明確で、絞れないほど好きなこともある。

本来のあなたはそういう方なのだろうと感じたからこそ、職場での今の状況は……本当に辛いですね。1年半は十分に長いですよ。あなたは十分にがんばりました。帯状疱疹になるまでストレスを抱えているのに、上司のいじめをだれも注意せず、まわりの人も手を差し伸べてくれないというのは、さすがにひどい職場だと思います。人間関係には相性もあるので、ストレスに弱い自分が悪いのでは?と責めないでください。いただいた文面から、あなたが仕事ができない人だとは思えないので、これは相性の問題であり、だれにでも起こりうることです。

睡眠薬を買い、死にたいと思うような状況であるのなら、すぐに会社を辞めてください。命を守るためです。命より大切なものなどないのですから。キャリアも焦らなくて大丈夫。とにかく今は、自分のことを守ってください。

「パートナーがいれば……」と考えてしまうのも、職場で辛い状況に置かれているから、拠り所を求めているのではないかと思います。特に今は、自宅と会社との往復になっているはずなので、辛いですよね……。職場環境がリセットできれば、きっと景色が変わると思います。まずは、そこから。
 

 
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