タレントのアン ミカさんとともに、人生の第二ステージ「セカンドステージ」を前向きに考えていく連載です。
夫婦・親・子どもとの関係や職場の人間関係や自分自身の将来や健康など、人生の第二ステージを前にしたミモレ世代の悩みのタネは尽きません。今回はミモレ読者から寄せられたお悩みをアン ミカさんとともに考えていきます。
日常の変化を嘆くのではなく、この悩める時間を、これからの人生を前向きに舵取りしていくための準備期間に充ててみませんか?
【恋愛にまつわるお悩み】
こんにちは、はじめまして。ももんといいます。
いつも、アン ミカさんのインスタグラムを拝見しております。本も拝読し、生きていく上で多々参考にさせて頂いています。
私は今27歳で今まで誰ともお付き合いしたことがありません。
初めて会う人からはいつも「彼氏いる?」と聞かれ、正直に答えても「その年で彼氏がいないなんて、なにか問題があるんじゃないのか」みたいな空気になってしまい、いつも話を濁してしまいます。
もちろん私も恋愛はしたいですし、将来は結婚もしたいと思っています。でも、今現在は正直彼氏を作って恋愛を楽しみたい気持ちはなくて、正直どうしようかと困っています。私はおかしいのでしょうか? どうにかして彼氏を作らなくてはいけないのか、でも、そういう考え方は人に対して失礼なのでそれはしたくないと思っているのですが、なかなか良い答えが出ません。何か、アドバイスを頂けないでしょうか?
【キャリアについてのお悩み】
私は高校卒業が最終学歴で、ずっとそれがコンプレックスだったので、今海外の大学に入るための勉強をしています。今まで興味が持てるものがなくてこの年まで来てしまい、選んだ道は険しい物ですがやっと見つけた夢なので頑張ろうと、10歳位若い人たちに混じって留学の為に学んでいます。
でも、これを話すと「そんなことよりも結婚しなよ」とか「それやって何になりたいの?必要なの?」と言われてしまいます。それを言われても変わらない気持ちは持っているのですがそれを言われ続けるとやっぱり少し落ち込んでしまうことがあります。こんな時はどんなふうに乗り越えたら良いのか……と悩んでいます。
なかなかポジティブになれない時はどうしたらいいでしょうか?
(モモン88・28歳)
したくない気分のときに、無理して恋愛しなくていい
ももんさん、こんにちは。私の本やインスタグラムを見て、参考にしてくださっているとのこと、ありがとうございます!
さて、まずは恋愛のお話から。27歳で今までだれともお付き合いしたことがないのは、別におかしいことではありません。自分の心と体を大切にして、初めて自分が好きになった人に捧げるというのはとても美しいことだと私は思います。
そもそも恋愛は、人に言われてどうこうできるものでもありませんし、自分がしたくない気分のときにしなくてもいいものです。ももんさんも書いていらっしゃるとおり「どうにかして彼氏を作らないといけないという考え方は人に対して失礼なのでしたくない」というのはとても謙虚で誠実だと思います。「結婚は?」という周囲の無遠慮な声にも、怒らずにいったん自分の中でしっかりと考えを巡らせていて、そういった姿勢も素敵だと思いました。
しかも、ももんさんは今、夢に向かってがんばっているんですよね! このコロナ禍の中でも信念を大切にして勉強を続けているのは素晴らしいことだと思います。実は、私も29歳の頃に韓国に留学しました。ももんさんと同じように10歳くらい若い人たちに混じって学校に通ったんですよ。
同じ時期に同じ景色を見た留学先の仲間は一生もの
留学先で出会った人たちは、年齢も学歴もこれまでのキャリアもバラバラなのに、今でも頻繁に会って話をするような最高の親友になりました。留学先で会う人たちって、同じ時期に同じ意志を持ってその国にやってきて、同じ景色を一緒に見る仲間なんですよね。だから、年齢やこれまでのキャリアなども軽々と超えて一生の友人になれるんだと思います。
そもそも、留学をするということは、人生の中でも大きな決断。そういうエネルギーを持った人たちが集まるので、痛みも分かち合えるし、お互いに自然と尊敬の念を持つことができる。不思議と、そこで一緒に過ごした時期は短くとも、ソウルメイトのような関係になるんですよね。
ももんさんにも、これからそんな出会いが待っているはず。きっと多くのものを得られると思うので、まずはご自身の夢を第一に突き進んでください。
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