おうち時間の増加や外出時のマスク着用で、すっぴんで過ごす機会も増えたコロナ禍。いつもはメイクで隠していた肌の悩みに、改めて向き合った方も多いかもしれません。そして迎えた季節の変わり目。肌コンディションがますます気になる時期ですが、Caoruさんの著書『スキンケアは洗顔が9割 肌が最高キレイになるCaoru式「超洗顔」法』によれば、特別なことをしなくても、健やかな肌は毎日の“洗顔”だけで作れるのだそうです。しかも、Caoru先生によると、これまで当たり前だと思っていたあの洗顔法が実は間違いだらけなのだとか! 美容のプロフェッショナルが教える本当に正しい洗顔法について、目からウロコの内容を本書から一部抜粋してご紹介します!

 

顔を洗うとき、あなたは何を使っていますか?

 

一般的には、メイクを落とすときは「クレンジング剤(メイク落とし)」、汚れや汗、皮脂などを落とすときは「洗顔料」といわれています。

このセオリーに従えば、メイクをした日は、「クレンジング剤」と「洗顔料」の両方を使って「ダブル洗顔」しなければなりません。

夜遅くに疲れ果てて帰宅し、一刻も早くベッドに倒れ込みたいときも、「これだけは!」と、丁寧にダブル洗顔している人も多いのではないでしょうか?

でも、1度に2回も洗顔するなんて、肌には大きな負担です

クレンジング剤を使えばメイクと一緒に皮脂や汗、ホコリなども落としてしまえるのに、わざわざもう1度洗顔する必要が本当にあるのでしょうか?

そもそも、ダブル洗顔という言葉が存在するのは、日本だけです。

いったいなぜ日本人は、「メイクと皮脂を2回に分けて別々の方法で落とす」という発想を持ってしまったのでしょう?

確かに、日本人は欧米人に比べて皮脂量が多めですが、メイクも皮脂も油です。メイクが落ちて、皮脂が落ちないなどということは、ちょっと考えられません。それより問題なのは、日本人の角質層は非常に薄く、欧米人の3分の2ほどの厚さしかないということです。その分、洗顔の際の摩擦に弱いので、ダブル洗顔は、むしろ日本人には合わない、負担の大きい洗顔法といえるでしょう。

クレンジング剤(メイク落とし)も、洗顔料も、基本的には顔の汚れをキレイに洗い流すためのものです。この2つをわざわざ分けて考えるのは、もうやめましょう。

そして、肌にかかる負担をできるだけ減らしてあげましょう。