61歳で初めた習い事、新しいことへの挑戦!_img0
 

もう何回、この原稿の始まりがコロナウイルスのことではじまったでしょうか?
6ヶ月以上たった今、コロナウイルスが急になくなってしまう様子もない状態では、この状況の中でいかに毎日を過ごしていくのかを考えた方がよさそうです。

 

ファッションウイークでニューヨークやパリに行く予定もなく、仕事で香港や中国、シンガポールに出かけることもない毎日。私はこのポルトガルの小さな村にこれからもずっといるのです。

運動や庭仕事、インターネットで仕事をしていても1日は長く、時間を持て余してしまいます。このままではいけない、何かしなければいけない、でもこんな場所で何ができるのか?

この村には毎週土曜日に市が立つのですが、2年くらい前、農家のおばさんたちが、それ以外に自分たちの作った農作物を売るお店を始めました。
そのお店が今では農家の後継者の若者が集まって、有機野菜はもちろんオーガニックな洗剤から化粧品まで、地元で作っているものを扱うちょっとしたオーガニックショップになりました。

もちろん私はこのお店で買い物をしています。

ある日、いつものようにあらかじめお願いしておいた卵を受け取りに行き(夏は鶏が卵をあまり産まなくなるのです)、レジの前で待っていました。その間、いつもはポルトガル語の掲示板などあまり見ない私が、陶芸のクラスのお知らせを何気なく目にしました。

そういえば、このお店にも日本のビール飲みに使うような小さなカップが販売されています。
ガーデニングをしているときの土を掘る大変さで、このあたりの土壌が粘土質であることは承知していました。

そうだ、陶芸を始めよう!
お店の人に場所を聞いてみると、数ブロック先の場所とのことなので、早速その足で行ってみることに。

 
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