108瞑想で、睡眠だけでは得られない心と体のスッキリ感を体験!
これまでミモレで数々の瞑想を紹介してくれたSHIHOさん。これをきっかけに瞑想に興味を持った方も多いのではないでしょうか? 実際に「SHIHOさんと一緒に瞑想をしてみたい!」という声を受け、SHIHOさんが住んでいるハワイと日本をオンラインでつなぎ、〔ミモレ編集室〕でオンライン瞑想体験イベントを開催しました。その模様を紹介します。
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「こんにちは!SHIHOです」と、ハワイのご自宅から登場されたSHIHOさん。日本は午前10時ですが、あちらは午後3時。大きな窓いっぱいに午後の光がさしこんで、SHIHOさんのヘルシーな輝きがますます増してまぶしいほど(笑)。オンラインとはいえ、生SHIHOさんの登場に参加者のみなさんは緊張している様子。まずは『108瞑想』の説明から始まりました。
「今日は瞑想初心者の方が多いと聞いているんですが、いきなり18分くらい瞑想しちゃうんですけど、大丈夫ですか? これで瞑想が嫌いにならないといいけど(笑)。今日は私の故郷、滋賀県にある比叡山延暦寺の除夜の鐘からインスピレーションを受けて生まれた『108瞑想』を紹介します。108瞑想はクリスタルボウルを除夜の鐘に見立てて鳴らしていきます。何度も試した結果、1~36、37~72、73~108に分けて、3つのチャクラに効くサウンドとカウントに合わせて呼吸をしていくことで、深く瞑想に入っていける方法を発見したんです。それを今日はみなさんと一緒にやってみたいと思います」
瞑想は心と体のお掃除。心と体のアンチエイジングにも!
「瞑想はお部屋のお掃除と同じなんです」とSHIHOさん。「お部屋って放っておくと、ほこりが積もって汚くなるじゃないですか。そんなときには掃除機をかけますよね。私にとって瞑想は心と体のお掃除なんです。特にサウンドを使った瞑想は掃除機の強度に例えるなら一番強いハイパワー(笑)。音の振動が体内のすべてをふるい落としてくれるように、ガーっと掃除して一気にすっきりします。初心者さんでも入りやすいので、ぜひ自分をクリーンナップする時間だと思ってトライしてみてください。
瞑想で深い呼吸を丁寧に繰り返すと、血液やリンパの流れも良くなって、体が内側から循環していくので、肌や瞳が活き活き美しくなってアンチエイジングにも繋がります。瞑想はいつも気にしている思考や思いにはとらわれないで、呼吸にだけフォーカスします。呼吸って生きること=生命エネルギーそのものなんです。体内にある生命の活動に目を向けてあげることで、細胞がいきいきとして、心も体も調子がよくなります」
瞑想とはただぼーっとすること
参加者からは「お掃除、わかります!」(ともみさん)、「内側のメンテナンスという考えがとてもステキです!」(momoさん)など共感の嵐。SHIHOさんのお話にくいぐい引き込まれていきます。
いよいよ始める前に、「みなさん何か質問ありますか?」とSHIHOさん。朝やるのがいいのか?「朝やるとそのあとちゃんと目覚めるのか心配…」(奏kanaさん)など、行う時間に質問が集中。
「ヨガの瞑想では、朝日が昇る時間と日が沈む時間が適していて、北または東向きに行うとよいバイブレーションを得られると言われています。私はいつも朝起きてベッドでそのまま瞑想しています。もし眠たくなっちゃったら、寝ちゃうこともあるくらい(笑)。後ろに倒れるとどうしても寝てしまうので、座禅したまま前屈して瞑想をすることもありますよ。もし寝つきが悪かったり、不眠症の人は、夜、眠る前に行うと深く眠れると思うので、寝る前にもおすすめです」
加えてともみさんからは「ただぼーっとするのと、瞑想の違いはありますか?」という質問が?
「ぼーっとするのが瞑想だから、ぼーっとしてほしいの(笑)。ぼーっが正解なんです。自分の体にスイッチがあったら、瞑想で体のパワースイッチをパチッと消す感じです。頭も心もスイッチオフ!みなさん体験するといろんなことを体感すると思うので、さっそくやってみましょう!」(SHIHOさん)
深い瞑想へと導いてくれる和ろうそくのやさしい炎
まずは10分の座禅ストレッチ。緊張して浅い呼吸になっていた体にたくさん新鮮な空気を送り込めるように胸を開きます。
まだ目覚め切っていないカチコチな体がポカポカ温かくなってほぐれてくると、もうすでに心と体はリラックスモードに。瞑想の準備万端です。
突然、SHIHOさんの目の前にろうそくの炎が! この和ろうそくは比叡山延暦寺で使っているものと同じ種類のものなのだそう。
「この和ろうそくの火が心を静めてくれて、瞑想を誘導してくれます。例えば私たちがオーケストラの演奏者としたら、和ろうそくは指揮者です。瞑想中に集中できないときや迷ったときには、目を少し開けて、和ろうそくを見てくださいね。和ろうそくと一体化するようなイメージを持つとあっという間に瞑想に戻れます」
ふわふわと浮いているような不思議な感覚をみんなで体感
1回目の鐘がゴウォオオオオ~と体に響くとともに、SHIHOさんのカウントが始まりました。はじめは音を聞くのにただ一生懸命です。でも10回目を過ぎるくらいから鐘の音の振動を体全体で受け止めながら、ゆっくりと呼吸をしている自分に気づきました。
途中、午後の予定が頭をよぎって呼吸から意識が離れてしまったときに、薄目を開けて和ろうそくの火を見たら、「午後の予定なんてどうでもいいや」という気持ちになり、また振動を体で感じられるようになりました。
はっきりしたカウントを覚えているのは、55まで。それ以降は、聞こえていたのか聞こえていなかったのか、寝ていたのかまどろんでいたのかわからなくて、ふわふわ浮いている感じを初体験。106からまたカウントがはっきりと聞こえ始めて、「あと2つだな」と意識が自分の中に戻ってきたような不思議な感覚を味わいました
SHIHOさんの合図で目を開けると、視界が明るくなって、つきものが落ちたようなスッキリ感。こんな感覚はじめて!と思っていたら、参加者のみなさんも同じような感想を持ったようです。
「浮いたような感覚になって、最後はごろんとなっていました」(マイさん)、「すっきりしました」(ひと みんみんさん)、「自分が自分でないような、面白い感覚になりました」(Nupiさん)、「なんか暗闇に入って、ふわふわした感じがしました」(2期いたさん)など、みなさん、一人一人感じ方は違っても、日常にはないスッキリ感を味わったようです。
その感想を聞いたSHIHOさんからは
「ねっ、すっきりしたでしょ? 音だけ聞いているだけでも癒されます。音が頭に響くと内側にある余計な考えや感情、疲れや滞りがふるい落とされる感じで、スッキリしてくるんです。みなさん瞑想が初めての方ばかりなのに、こんなに変化を感じてもらえるなんて! みなさんと瞑想の気持ちよさを共有できてとてもうれしいです。今後もこうやって、お互いに意識を高め合えるような、そして心や体がポジティブにハッピーになれるものをシェアし合って、よい気がどんどん広がるような活動を続けていきたいです。今日は本当にありがとうございました!」
みなさん、お風呂上りのようなさっぱりした笑顔でオンライン瞑想を終えました。体験した私自身もこのスッキリ効果が続いて、一日中おだやかな気分をキープ。いつもならイラッとする場面でも「そういうこともあるよね~」とまるで仏様のような(笑)気持ちで、物事を俯瞰して見ている自分に気づきました。
毎日の生活で起こることは変わらなくても、自分の気持ちがおだやかになるだけで、こんなに一日が気持ちよく過ごせるんだなぁと実感。この不思議な心地よさは、たっぷり寝ただけでは得られない、瞑想によって「頭の中を掃除する」感覚なのだと思います。ミモレの【SHIHO瞑想】で108瞑想を紹介しているので、ぜひこの不思議な感覚を体験してみてください。
文/山本美和
構成/川良咲子
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