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私が電通から占星術家に転身した理由と200年ぶりの大変革「風の時代」【Keiko】

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2. 人生の転機を感じたら
行動あるのみ!

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編集部 当初から決めていたとはいえ、13年で退社した理由は? 

 

Keiko 当時40歳だったのですが、「これ以上ここに居続けると、勇気がなくなっちゃうんじゃないか」と思ったんです。勇気というのは、会社を立ち上げるとか、何か新しいことに挑戦するとか、つまり次のステージへ行く“やる気”ですね。45才まで会社にいたら、きっと“守り”に入ってしまうだろうなと。チャレンジよりも、安心や安定を選んでしまう気がして。そう考えると、「いま動かなきゃ!」と思ったんですよね。 また、ちょうどその年、父を亡くしたんです。“身内の死”というのは、誰にとっても人生の大きな転機になります。これは、占星術でも言えることなのですが、やはり何かしらの“大きな転機”が訪れたら、思い切って行動をするというのは、すごく大事なことなんです。それでいうと、今まさにそうですよね。コロナ禍はすべての人にとって大きな転機になっていると思います。年齢的に40という数字は区切りがよかったですし、これは転機だと思い退社を決意しました。

編集部 辞めた後はどうされようと?

Keiko 次の仕事を決めていたわけでもなかったので、時間に余裕のある生活をひとまず楽しもうと。そしたらある日、本屋さんを通り抜けようとしたら、バサッと一冊の本が落ちてきたんです。そう、6歳のときとまったく同じパターン。これは宇宙のサインだと直感しました。 その本は、“るるぶ神戸”。おもしろいでしょ? 本当に、目の前に突然落ちてきたんですよ(笑)。 

それからというもの、ご主人の転勤で神戸に住んでいたという大学の同級生と、道でばったり会ったり、知人から突然「はい、神戸のお土産!」とお菓子をいただいたり。とにかく何かと“神戸”という言葉が目や耳に入ってくるんですよ。これが「神戸に行きなさい」という宇宙からのメッセージであることは経験上わかってました。仕事を辞めた以上、東京にとどまる理由もない。「じゃぁ行っちゃおう!」そんな軽い気持ちで引っ越すことを決めました。 

編集部 絶妙なタイミングですね。神戸に知人はいらしたのですか? 

Keiko いえ、誰も。ただ、その偶然会った大学の同級生のお兄さんが不動産屋だったんですよ。神戸にも支店があるというので、「もし神戸に住むとしたら、どのあたりがいいかな?」と聞いたら、すぐにささっと調べてくれ、いくつか物件までピックアップしてくれたんです。 

早速、内見に行ったら、1軒目に見たマンションがまさに理想そのもので! その場ですぐ契約をし、引っ越しました。 

編集部 宇宙のお膳立てのように、なんとスムーズな……!

Keiko そう、宇宙のお膳立てがあるというのは、その道へ進むことがすでに決まっているからなんです。だからもうその流れには、乗るしかない、乗るに限ります。みなさんにも、きっと人生でそういうサインや流れの兆しがあると思うんですよね。

編集部 神戸の住み心地はいかがでしたか? 

Keiko 私が住んでいた“北野町”というところは、明治時代に外国人たちの住宅地として開発された町なんです。マンションの近所には、モスクがあったり、欧米人の方も多く住んでいたり。坂を登ると異人館が立ち並ぶ、異国情緒漂う街並みが私の感性にぴったりで、神戸の魅力にすぐ取り込まれていきました。 「とりあえず住んでみよう!」と、気軽に来たものの、仕事があるわけでもないし、知人もいない。ただ、体がなまるのは嫌だったので、ずっとやっていたヨガだけは続けようと。それで、近所のヨガ教室に通い始めました。いまにして思うとそこからですね、大きく変化し始めたのは。

編集部 Keikoさんが今年提唱された「パワーウィッシュヨガ」の系譜は神戸の生活に!

Keiko 当時は、今のようにヨガがメジャーではなく、どちらかというとスピリチュアル志向の人たちが集まっていたこともあり、すぐにみんな意気投合し仲良くなりました。エステサロンのオーナーやセラピストにヒーラー。もちろん主婦の方もいたけれど、やっぱりスピリチュアルな話が好きな人たちばかりで。そんな仲間にスピリチュアル系のセミナーなどに誘われ顔を出しているうちに、あっというまに友だちが増えていったんです。
そのうち、友だちのひとりから、海外の占星術師Yに見てもらいたいので英語でリクエストメールを送ってほしいと頼まれたんです。そのリクエスト数がどんどん増えていくうちに、ご本人から日本のエージェントを頼まれることに。それがホームページを立ち上げるきっかけになりました。
ちょうど、その頃知り合ったスピリチュアル仲間に、ホームページを作れる友だちがいたので、彼にお願いをして作ってもらって。

編集部 そこから、少しずつKeikoさんの存在が世に知られていくわけですね。 

Keiko そんな中、大和出版の編集者から、「占星術師Yは、過去に本を執筆していますか?」いう内容のメールがエージェントの私に届いたんです。おそらく書いてないはず…と思いつつ、Yに聞いてみたところ、「本は書いていないが、書き留めた原稿は持っている」と。その原稿を読んでみると、すごく面白かったので、早速その編集者に連絡をしたら、「ぜひ出版したいので、Keikoさん翻訳してください!」と。それで、2007年に「ソウルメイトと出会う方法―運命の人はホロスコープが教えてくれる」(現在絶版)を出版することになったんです。私のデビューはじつは、翻訳者としてだった(笑)

編集部 Keikoさんといえば、ソウルメイトと出会うメソッドにも定評がありますよね。

Keiko その本はどちらかというと相性の説明だったんですが、翻訳しているうちに、“ソウルメイトに出会うための方法”という、自分なりのメソッドができあがってきたんですよ。それで、自分で実際にその方法を試してみたら、なんとソウルメイトに出会ったんです(笑)。 しかも、たったの4ヵ月で! 

みなさんが想像しているような「ビビビッ」という感覚はなく、得られるのは、すでに昔から一緒にいるみたいな安心感。これ、ソウルメイトの特徴ね。必ずしも好みのタイプでなかったりするのも、そもそも“タイプ”というカテゴリーを超えているから。 

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