モデルとして、テレビ出演やラジオパーソナリティとしても活躍中の浜島直子さん、愛称“はまじ”。44歳の彼女が、ファッション、ビューティ、ライフスタイル、さまざまなジャンルで新しい自分を発見していく連載です。
仕事の転機で迎えたご褒美ジュエリー
ご褒美祭りだった20代を経て、記念日までの時間も楽しむようになった30代。そして40歳になって贈った、思い出の指輪について話してくれました。
はまじ「青山にあるソニア・パークさんが手がける『アーツ&サイエンス』はとても大好きなお店。そこで取り扱っている『ウィリアム・ウェルステッド』のリングがとても素敵で、お店に行くと必ずショーケースを眺めていました。ある日、いつものようにお店でこのリングを見ようとしたら、飾ってあるはずの場所にありません。『え、ない!どこ!?』と、スタッフの方に慌てて聞いてみると、『しばらく他店舗で飾っているんですよ』と教えてもらいました」
誰かが買っていたらもう二度と会うことはできません。
はまじ「ひと目見ないことには落ち着かなかったので、わざわざその店舗に行って、飾ってあることを確認しました。そのとき、思ったんです。こんなにきちんと恋をしているのだから、買ってもいいのではと。予算を下げて、似たものを買ったとしても、きっと満足できないだろうって。そんなとき心機一転のタイミングもあって、奮発してお迎えすることにしました」
欲しいという気持ちを再確認できたこともあり、仕事のご褒美として、そして40歳という節目のタイミングも重なって、出会ってから半年で、ようやく買うことを決めたそうです。
骨董屋さんで大爆笑しながら買ったサファイアリング
はまじ「アクセサリーはあれこれ変えるというより、気に入ったものをずっとつけています。左の薬指に結婚指輪をしているので、右手の中指に何かもうひとつリングをつけるのですが、ウィリアムウエステッドのリングの他に、2つのリングをファッションや気分によって選んでいます。
そのうちのひとつのリングは、長崎県にカタログの撮影で行ったとき、ふらりと立ち寄った骨董屋さんで見つけました。いいなと思って見ていたら、お店の方が『すごく質が悪くてゴミだらけで傷だらけのサファイアだから1万円だけど、8000円にしてあげる』と。おじいちゃん、お客さんを目の前にしてそんなこと言っちゃっていいの!?と、スタッフ全員で大笑いしながら買いました」
ご褒美を見るたびに想い出す物語があるとしたら、値段でもブランドでもかなわない、唯一無二の価値がそこにはあります。2つのリングの金額差は驚くほど開いていますが、はまじにとってどちらも大切なリングであることに変わりはないようです。
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取材・文/笹本絵里
構成/幸山梨奈
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