女友達とのおしゃべり感覚でお届けする、ともさかりえを「つくるもの」。
「身体」をテーマにしたお話、今回は「髪」について。
白髪や薄毛など、何かと悩みが増えがちな40代からの髪事情。
ロングヘアやさりげないまとめ髪が印象的なともさかさんのお悩みとは?

 


――ともさかさんといえば、「髪型が好き」というファンの声も多いですよね。ニュアンスのある豊かなロングヘアのイメージ。

短くしていた時期もあるんですけど、わりとロングのほうが多いかもしれないですね。
でも私の髪の毛は、くせっ毛だしボリュームがあるし、本当に扱いづらいんですよ。ここ10年くらいで、やっと自分の髪の扱い方のコツをつかんだ感じ。髪の毛を褒めてもらえるようになったのも、最近だと思います。

 

――思い切ってショートにしたい、といった願望は?

憧れもあるんですけど、私の髪は広がりやすいから、長さと重みをキープすることで全体のボリュームを落ち着かせているので、短くすると広がりやすくてバランスがとりづらいかなぁと。

――たしかに今もゴムで結ばれてますけど、ゴムが一重ですもんね。少ない人だと、ゴムを何重にもしていますけど。

一重でも、細いゴムだと切れちゃうときがあるんですよ(笑)。
子供を産んだ後は髪が抜けやすくなりますけど、私の場合、もとの量が多いからびっくりするくらい抜けました。自分でも、ちょっと心配になったくらい。だいぶ回復したかなと思うけど。

――昔から髪の多さは気にされてたんですか?

髪質も成長とともに変わりますよね。
中学生くらいまでは、自分の髪質なんて気にしていなかった記憶があるんです。もっと素直な髪だった。毛量はあるけど割と扱いやすかった髪が、成長期に入り身体の状態も大きく変化する時期に、仕事でカラーリングやブリーチをして一気に悪化。そこからですね、ボリュームの出方や質感に悩まされるようになったのは。
とはいえ年齢を重ねると、毛量が多いなりに薄くはなってくるんですよ。私の場合、全体的な印象は変わらないと思うけど、生え際とか薄くなってきますよね。

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――読者でも薄くなってきたことを気にしている方は多いですよ。あと白髪。友達同士でも髪の話題はよく出るんですか?

白髪と薄毛の問題はよく話題になるなぁ。
聞いてみると、意外と男性だけじゃなくて女性も薄毛のクリニックに行っていることとか知って、「みんないろいろ悩んでいるんだ」と驚きました。「興味あるなら紹介するよ」と知人が言ってくれたんですけど、将来の選択肢のひとつとして残してあります(笑)。

――ちなみに白髪はあるんですか?最近グレイヘアにする方も少しづつ増えていますけど、ともさかさんの場合、お仕事柄なかなか難しいですよね。

白髪は昔から多いので、普通に染めていますよ。
でも私の中でグレイヘアという選択肢はないです。それはやはり役柄が限定されてしまうから。ある程度の年齢になったらいいのかなと思うけど、さすがにまだ早いかな、と。

――話は戻りますけど、髪が多いというのは、年齢を重ねるとうらやましい悩みというか……。まわりからも言われませんか?

いやぁ、よく言われるけど、本当に扱いづらいんですよ、私の髪の毛。乾かしっぱなしで外出なんてあり得ないから。乾かした後はほぼ毎日、ストレートアイロンで全体を伸ばしながらワンカールいれてます。
だから乾かしてアイロンして……となると、トータルで1時間弱ぐらいかかってるんじゃないかな。かなり細かくパーツ分けしてアイロンをいれるので。

――1時間も!更年期の話を聞いた時も思ったんですけど、自分のことをよく知って、的確に対応されますよね。

自分のコンプレックスを知って自覚するって大事なことですよ。もちろん受け入れてやっていくしかない部分もあるけど、でも考え方によって良くできる部分があるのであれば前向きに考えたいですよね。だってやっぱりキレイなほうがテンションが上がるじゃないですか。
正直、お休みの日だったらストレートアイロンなんて面倒なわけだし、やらなくてもいいことですよね。でもやっぱりアイロンをいれると艶も出るし、「ああ、キレイになった!」って自分の気持ちも元気になる。だから続けているんだと思います。

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――え、じゃあお仕事がない日も、今と同じキレイな状態なんですね!?すごい!

ちゃんとアイロンあててます。よほど体調が悪いとか、風邪引いたとかじゃない限り。
もう、これは日課なので、自分の中ではあまり特別なことではないです。でもアイロンをいれられない日は潔くお団子ヘアにしたり、それをほどいたあとのクルクルフワフワな状態を楽しんだり、あまりストイックに考えすぎないようにしています。

 
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