歳を重ねても若々しくて、「おばさん」とは呼ばれにくい女性はいるもの。そういう女性は、「おばさん」と呼ばれてしまう人とは何が違うのでしょうか?”「おばさん」と呼ばれない人”の魅力について紹介します。


おばさんと呼ばれない人の特徴1:時代と共に変化できる”柔軟性”がある


40代でも「おばさん」と呼ばれない女性は、必ずしも「お姉さん」と呼ばれるわけではありませんが、若い人からは「若々しくて”年齢を感じさせない”から、『おばさん』と呼ぶのはふさわしくない」という判断をされるもの。だから、「一般的に40代は”おばさん”だけど、○○さんは別!」と思われることが多いのです。
なぜ、”年齢を感じさせない人”だと思われるかというと、「自分たちと価値観が合う」と感じさせるからです。

例えば、一昔前は「飲みニケーション」なんて言葉があるくらいに会社の人たちと飲みに行くことで距離を縮めることが有効だと言われていました。でも「今の若手社員を飲みに誘ったら断られた」なんて話があるように、仕事とプライベートの時間をきっちり分けたい若者も少なからずいるものです。
おそらく仕事面だけに限らず、今後は、恋愛や結婚の価値観も、現在の40代以上の人たちが驚くような価値観に変わっていってもおかしくはありません。

時代と共に人の価値観は変わっていくもの。そんなときに”自分の若かりし頃の価値観”にしがみついている人は、時代に取り残されてしまいます。
特に、「私の若かった頃は~」や「今の若い人は、ここができていない」など、過去ばかり振り返り、今を肯定できていない人は、若い世代の人たちに「おばさんだなぁ(=昔の人だなぁ)」と思われてしまうことも。
変わりゆく価値観に対して、「こういう考え方もあるんだな」と柔軟に受け入れられる人でいるほうが、内面も若々しくいられるし、今を肯定している分、自分自身も楽しく過ごせるでしょう。

40歳すぎて「おばさん」と呼ばれる人、呼ばれない人の違い、の最新事情_img0
 

おばさんと呼ばれない人の特徴2:年齢を気にしない”前向きさ”がある


「もう、私は歳だから」と諦めた途端に、人は若々しさを失っていくものです。例えば、身だしなみもそう。「もう、夫しか私を見る人がいないから」「もう恋愛は諦めたから」といって、自分の手入れを怠ってしまうと、見た目からどんどん老けていってしまいます。ムダ毛の手入れはもちろんのこと、メイク、ヘアスタイルなど、自分の素材を最大限に生かした状態にしておくと、たとえ若くなくなったとしても、自分のことを好きでいられるでしょう。

とはいえ、必ずしも”若い頃と同じような状態”でいる必要はありません。40歳を過ぎると痩せにくくなったり、体力がなくなったり、シワ、シミができたりすることは当然のこと。例えば、若い頃は美しさのためにちょっと無理したダイエットをしたとしても、歳を重ねて”健康の重要性”を理解できるようになると、体に負担のかかる減量は避けるようになるもの。またシワやシミを誤魔化すために厚化粧になってしまっては、むしろ老けて見えてしまうものです。

”年相応の美しさ”というのはあります。中高年ならではの”体の丸み”は、ある意味、魅力でもあるし、笑いジワはむしろチャーミングです。だから、”若さならではの美しさ”に執着しないで、体の変化を受け止めて、加齢と上手に付き合っていくことが大切なのです。

身だしなみを心がけるかどうかで、言動も変わってくるもの。例えば、いくつになっても自分をきちんと磨いている人は、自分に自信が持てるので、色々なことに積極的に行動できるところがあります。逆に、”誇れない自分(自信のない自分)”になってしまうと、ちょっと引っ込み思案になってしまうところも……。

特に日本は、「歳をとればとるほど、女性の価値は下がる」といった”誤った価値観”がはびこっているので、自分の年齢を気にすればするほど、どんどん生きにくくなってしまうこともあるでしょう。
いくつになっても新たなことにチャレンジして、輝いている女性は素敵です。だから、そんな薄っぺらい”表面的な価値観”に惑わされることなく、また自分の年齢に縛られることなく、常に「今の自分が、今まで磨いてきた最高の状態」だと思えるくらいでいたいものですよね。

 

おばさんと呼ばれない人の特徴3: 「歳を重ねること」を受け入れられている


「自分の年齢を気にしない」のと「自分の年齢を受け入れない」のは、似ているようで違います。「年齢を気にしない」というのは、「自分の年齢を受け止めてはいるけど、そんなのはどうってこともない。年齢は数字に過ぎない」と思えることです。

逆に、「自分の年齢を受け入れられない人」は、”現実の自分”を見ようとしないことも多いので、自分に合わない”若作り”をしてしまうことも。もちろん若作りのファッションを好きでしているのであれば、他人がとやかく言うことでもないのですが、もし「人から若いと思われたい」という理由で、”若い人と同じような格好”や”若かりし頃の時代遅れの服装”をしている場合は、ちょっと痛々しさが出てきてしまうでしょう。
それよりも、”今の自分”が似合う服装で、時代の流れも取り入れたファッションにしたほうが、むしろ「若々しくて素敵な人だ」と思われることも多いものです。

なぜ魅力的な大人の女性は、自分の”若くなくなった年齢”を受け入れられるのかというと、「歳を重ねることは素敵なことだ」と思っているからです。
20代には20代の、30代には30代の、40代には40代の美しさがあります。20代のようなピチピチな肌は失ったとしても、年齢と共にどんどん”自分の内面が表れた顔”が作られていきます。例えば思いやりのある人は、多くの人が顔を見るだけで「この人は優しい人だと思う」と感じるくらいの面持ちになっていくのです。
歳を重ねたからこそ出てくる”器の大きさ”や”優しさ”が顔に出てきたら、それは「20代にはない美しさ」だと言えるでしょう。

おばさんと呼ばれない人の特徴4:我欲をコントロールできる


歳を重ねるにつれて、がめつくなる女性は「おばさん」と呼ばれやすくなるもの。そういう人は欲深く、自分が利益を得ることにばかり目を向けてしまいます。たとえばスーパーで、おひとりさま1点限りの品薄の商品を、何度もレジを並び直して購入してしまう人などは、「他の客はどうであれ、自分さえ得したらOK」という気持ちが見え隠れしているものです。

そんなことを言うと、「欲望をなくすことが大切」だと思いがちですが、「欲を持つこと」自体は悪いことではありません。人は欲望があるからこそ努力をし、成長することもありますしね。
でも、「自分だけが得すること」を考える人(=我欲のある人)は、何かとトラブルを生んでしまうもの。なぜなら、「自分以外の人を損させてしまう可能性がある」からです。
だから、「自分だけではなく、みんなが得をすること」を考えられるようになると、自分もみんなもHAPPYになれるのです。それは、我欲なんて”小さな欲望”ではなく、「もっともっと”大きな欲望”を持つこと」だといっても過言ではありません。

例えば、仕事においても、取引先を損させて、自分の会社だけが利益が出るような仕事をしていたら、取引をしてもらえなくなってしまうもの。お互いが納得できるような結果にする必要があるし、それだけでなく、その仕事が人々を幸せにしたり、世の中のためになったりするものになれば、より多くの人が応援してくれるようになるものです。
どうせ欲望を抱くのであれば、自分だけではなく、より多くの人が幸せになれる”大きな欲望”を抱けるようになりたいものですね。

リスペクトされる人は「おばさん」とは呼ばれない


実は、今回紹介した「柔軟性」「前向きさ」「自分の年齢を受け入れること」「我欲をコントロールする」というのは、精神的な成長なくて、できることではありません。怠けていたら、どんどん頭は固くなるし、若さを失うにつれて後ろ向きになってくるし、”歳をとる(若くなくなる)という現実”を受け止められなくなるし、我欲に振り回されてしまいますしね。
つまり、”ただただ何もしないで、若さだけを失った大人”になるのではなく、”常に内面を成長させ続けている魅力的な大人”になることが重要なのです。

「おばさん」と呼ばれない人は、”若い人たちにリスペクトされやすい人”だとも言えます。「歳を重ねたら、こういう人になりたい」と思ってもらえるような”精神的な成熟”をしていることが多いのです。
“いい歳の重ね方をしたからこそ出てくる魅力”を持って、年齢を感じさせない若々しい大人になりたいものですね。

【漫画】子供おばさんと思われる人
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