2020年、「鬼滅の刃」を抜かせば、最も話題作の映画といえば、クリストファー・ノーラン監督最新作の「テネット」。皆様はもうご覧になられたでしょうか?
「時間の逆転」をテーマにしたこの作品では、時間が逆行しているときの映像の凄さやストーリーの難解さが取り沙汰されていますが、もうひとつの見どころは、ニール役で出演しているロバート・パティンソンのスーツの着こなしだと、私は思っています。
正直に言うと、スクリーンで「現在の出来事」と「過去」と「未来」が同時進行している様が複雑すぎて、途中から今何が起きているのかを理解することは放棄して、ロバートのかっこよさをひたすら堪能することに決め込んだだけなのですが……。
『トワイライト』シリーズでブレイクしたロバートも、今や34歳。太い眉毛で整った顔のクマさんみたいな容姿の彼ですが、185cmある長身で着こなすスーツ姿がかっこいいのなんの! スーツの襟が少し立っていたり、ストールを無造作に巻いていたり。テーラードスーツの着こなしを知り尽くしているはずの綺麗な顔の英国イケメンが、わざと崩して着ているところがツボなのです。
ロバートの歯並びが完璧じゃないところもいい。いつも思うのですが、整いすぎている顔より、ちょっと崩れたパーツがある男性の方がセクシーだと思いませんか? 女性もまた然り。
主演のデンゼル・ワシントンの息子のジョン・デヴィッド・ワシントンのスーツ姿ももちろんかっこいいのですが、私は断然ロバート派。
ちなみに、劇中ではアメリカ人である主人公に対し、マイケル・ケイン演じるイギリス人男性が「そのスーツはブルックス・ブラザースか? イギリス人はスーツを見る。これでまともなスーツを仕立ててもらえ」と言ってブラックカードを渡す一幕があるのですが、スーツイケメン好きの私には、このシーンがいちばん印象に残っています(笑)。
そんなわけで、私の中のスーツイケメンセレブリストには、この作品のロバートが新たに加わったのであります。
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