旅行に使える「バックパックとスニーカー」10選【50代ファッション】
年間で数十回は旅をするという、旅の達人・岡本敬子さん。その岡本さんが先月、新しい著書「好きな場所へ自由に行きたい」を発売されました。北は北海道から南は鹿児島、そして過去に住んでいたという思い出深い鎌倉など、岡本さんが愛する日本各地の美味しいお店や見所の紹介がたくさん!さらに旅の達人・岡本さんならではの、旅先でも心地よく過ごすためのおしゃれTIPSが満載です。
今回は新刊「好きな場所へ自由に行きたい」から、岡本さんの旅の相棒・バックパックとスニーカーをご紹介します。
日本全国バックパックひとつとスニーカーで軽快に
「人にはよく驚かれるけれど、私の旅はいつだってバックパック。 戦友というべき欠かせない存在。宿泊数と気分でバックパックを選んだら、場所、天気、どんな時間を送りそうな旅なのか、などを考え、思いを馳せながら荷物を用意して詰めていく。その時間からもう旅が始まっているんです。そして普段よりも歩く量がぐっと増えるのが旅。そこで、いかに疲れない足元にするかはとても重要。足元が軽やかであれば、それだけで旅の世界が広がります」
【岡本敬子さん愛用バックパック】
機能とデザインを兼ね揃えたバックパックは”旅の戦友”
岡本さん愛用のバックパックたち。左からGREGORY、Columbia、KELTY、Matador、山と道、PENDLETON×POLeRコラボレーション
「私のバックパックデビューは、夫が買ってきた復刻版の赤いケルティ。普段使いしていたのですが、1泊2日の出張の時、ふとこれで行こうかなと思ったんです。そうしたらとても身軽で、そこからバックパックをチェックするようになり、あっという間にサイズ違いが揃いました。ぽってりとしたシルエットよりも縦長のシュッとしたフォルムのものを高めの位置で背負うのが好き。柄物も持ちますが、基本的にはシックな色合いが多いです」
「バックパックのいいところは、両手が空くというところ。そして両肩に平等に重みがかかるので、身体への負担が少ないんです。荷物はなるべくバックパックにまとめ、カートなども使いません。宿泊数に合わせてバックパックを選び、荷物は最小限にまとめます」
【岡本敬子さん愛用スニーカー】
ベーシックカラーのハイテクスニーカーが定番
「スニーカー歴は長いのですが、40代後半の頃 、もっと軽いスニーカーが欲しいなぁと探していたらセレクトショップで出会った、ナイキのエアマックス。そこからハイテクスニーカーが好きに。手持ちのワードローブに合うんです。サンダルを合わせたらナチュラルになってしまいそうなワンピースでもハイテクスニーカーを合わせただけでナチュラルに寄りすぎず、スタイリングに抜け感を作ってくれます。歩いていて疲れないというのは、旅の靴に絶対必須な条件。足元が快適なだけで、行動範囲が広がります」
【旅に必ず持っていくもの】
普段の愛用品は旅先でのお守りのような存在
「旅先でいかに快適に過ごすか。それには、日常に近い環境を作ることがとても大切。旅を重ね、これを持っていけば、心地よく過ごせるという少数精鋭が定まってきました。香り、洗濯、健康、音楽、どれも旅先に必要なものばかり。いつもと違う環境の中で心も身体も安定させてくれる、お守りみたいな存在です」
次回も新刊「好きな場所へ自由に行きたい」から、岡本さんの旅の必須アイテムをご紹介します。お楽しみに!
『好きな場所へ自由に行きたい』
岡本敬子 著 光文社 1500円(税別)
旅を愛し、暮らすように旅をする服飾ディレクターの岡本敬子さん。北は北海道から南は鹿児島、さらに過去に住んでいたという思い出深い鎌倉など、岡本さんが愛する日本各地の美味しいお店や見所がたくさん!また、旅の愛用アイテムやコーディネート術など、旅でも心地よく過ごすTIPSも満載です。ページをめくるたび、その土地の匂いまで香り立つような内容は、旅好きな人にも自宅で旅気分を味わいたい人にもおすすめ。ステイホーム期間を経て、旅が人生においてもたらしてくれるものに気がついた私たちに、必見の一冊です。
岡本 敬子
アタッシュ・ド・プレス、「KO」ディレクター。文化服装学院スタイリスト科卒業後、スタイリストオフィスに入社。その後、大手アパレル会社のPR部門にて国内外のブランドのPRを担当。独立し、アタッシュ・ド・プレスとして複数のブランドを担当しながら、2010年に自身のブランド「KO」を立ち上げている。現在はnanadecorにて「KO」ラインを、千駄ヶ谷のショップ「Pili」のディレクションも手がける。instagram:@kamisan_sun